ケーブルの電圧降下って、そもそもナニ?

これは、有名な「オームの法則」で計算することができます。
様々なケーブル(銅線など)は、わずかな「抵抗値」を持っています。例えば、0.01オームの抵抗を持っているケーブルに 100A の電流を流した場合、オームの法則により、

 電圧 = 電流×抵抗 = 100A×0.01 = 1 V

となりますので、ケーブルの両端には1Vの電圧が発生することになります。
従って、電源の出力にこのケーブルを接続して100Aの電流を流した場合、ケーブルの入り口(電源の出力端子)と出口では、1Vの電圧降下が生じます。
この電圧は、オームの法則の式で明らかなように流す電流値に比例します。また、直流電源や電子負荷の場合、プラス側とマイナス側で2本のケーブルを使用しますので、実際の電圧降下は2倍の電圧(2V)となります。