電子負荷の電圧・電流・電力の関係って、そもそもナニ?

一般的に知られている電気の公式で直流の電力は、電圧×電流となっています。
従って、電圧=120V、電流=60Aの場合、120V×60A=7,200Wとなります。
しかし、電子負荷装置の場合はこの式があてはまりません。

例えば、当社製品 LN-300A の場合、
 定格電圧 = 120V
 定格電流 = 60A
 定格電力 = 300W
となっており、電圧×電流=電力とはなりません。その理由とは・・・

電子負荷に接続される相手はスイッチング電源などの電源機器となりますが、このような電源機器は、電圧が高い場合は電流は小さく、逆に電流が大きい場合は電圧が低いのが一般的です。このため、120V×60A=7,200Wもの電力に対応する必要はなく、逆に対応した場合大幅なコストアップになるため、上記のような仕様になっている訳です。