OVP・保護回路って、そもそもナニ? 

OVP(過電圧保護)について誰にでもわかりやすく解説

OVPとは

 OVPは、Over Voltage Protection を略したもので日本語では「過電圧保護」と訳されます。スイッチング電源などの出力が何らかの原因で異常上昇したときに出力電圧をシャットダウンするものです。似ているものにOCP(過電流保護)がありますが、OCPはスイッチング電源自身を保護するのに対してOVPは接続相手の負荷(各種デバイスなど)を保護するための機能と言うことができます。

保護回路の種類

 OVPの他にも以下のような保護回路が実装されている場合があります。(参考例)

名称概要
OCP(過電流保護)規定電流を超えると出力をシャットダウン
OVP(過電圧保護)規定電圧を超えると出力をシャットダウン
UVP(低電圧保護)規定電圧より低下すると出力をシャットダウン
OPP(過電力保護)主に多出力機種で全出力の合計が規定電力より超えると出力をシャットダウン
OTP(過熱保護)所定箇所の温度が規定値を超えたときに出力低下もしくはシャットダウン

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