8500 STD/ADV、400XAC、6900S、6700シリーズ小容量/中容量交流電源の多彩な特長についてご紹介致します。

直流出力機能

8500 STD/ADV, 400XACシリーズは直流出力機能により直流電源としても使用可能です。これにより交流入力機器だけでなく、直流入力機器の試験にも使用することができます。

耐突入電流特性

突入電流が大きい場合、交流電源がアラームにより停止したり、耐えられるように大容量の交流電源に変更することが必要ですが、これは突入電流に強い8500 STD/ADV、400XAC、6900S、6700シリーズを使用することにより不要となります。最長1000msまでの突入電流を供給可能となっているからです。

過電流フォールドバック機能

モーターやコンプレッサーなどは一時的に大きな起動電流が流れます。この起動電流により交流電源の保護回路が働くと試験ができません。これを回避するために開発された過電流フォールドバック機能により、モーターやコンプレッサーなどの試験にも安心してお使い頂くことができます。

ワールドワイド電源電圧出力に対応

6700シリーズはオプションの600V 出力対応を選択することにより、全世界の電源電圧に対応した試験が可能です。
6700シリーズは単相出力ですが、三相4線時に1相分で駆動するモジュール製品へ相電圧で600Vまで電圧供給が可能となります。

多彩なインターフェース

8500 STD/ADV、400XAC、6700シリーズはRS-232C,GP-IB, USB, Ethernet, PLCなどのインターフェースを装備可能となっており、様々なインターフェースでのコントロールが可能です。(機種によって装備可能なインターフェースは異なります)

リモートセンス

8500 ADVシリーズは出力電圧のリモートセンス機能を装備しております(8500 STDシリーズはオプション)。これにより大電流を流したときの電圧降下を補正し、より正確な設定をすることが可能です。交流電源本体と負荷までの距離が離れているときに効果を発揮します。

リモートセンス

各種テスト機能

出力位相制御、出力電圧DIP/POP、瞬断試験などの試験機能によりスイッチング電源などの評価試験に最適です。(8500 STD/ADV、400XAC、6700シリーズ)

メモリ機能

8500 STD/ADV、400XAC、6700シリーズは設定値のメモリ機能を持っており、ワンタッチで呼び出すことができます。最大で100ファイル×100シーケンスを内蔵しています。(保存できるメモリの数は機種によって異なります)

プログラム機能

8500 STD/ADV、400XAC、6700シリーズはプログラム機能を内蔵しており、各種テストプログラムの作成・実行が交流電源単体で可能です。(作成可能なプログラムステップ数は機種によって異なります)

リモートコントローラ

6700シリーズはオプションでリモートコントローラ( 型名:1936)を接続することができますので、本体と離れた場所からの操作及び測定結果の読み取りが可能です。(1936リモートコントローラはRS-232CやGP-IBなど他のインターフェースと同時に装備することはできません)

スイッチング電源(待機電力測定)

高分解能測定オプションを追加することにより市販のパワーメータに近い測定確度を得ることが可能です。(6700シリーズの1kVA以下の機種)

単相→三相変換

三相電源は大型の産業機器などを動かす際に必要となりますが、実験室やオフィスなどでは使用用途が特殊である為、配電されていないケースがほとんどです。このようなケースで三相電源が必要な場合、配電されている場所から配線を伸ばすか、あるいは新たに配電工事が必要となります。
このような場合、交流電源400XACシリーズを使用することにより、単相しか無い環境で三相3線もしくは4線の環境を構築することが可能です。

オートループサイクル機能

オートループサイクル機能により、外部にPCを用意しなくても交流電源単体でサイクル試験が可能です。(8500 STD/ADV、400XAC、6700シリーズ)

超低ノイズ出力

6700シリーズの出力波形は歪みやノイズがほとんど無く、オーディオ機器など低ノイズな高品質波形を要求される試験に最適です。

5~1200出力

8500 STD/ADVシリーズは5~1200Hz出力に対応しており、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、掃除機などの白物家電から航空機電源やモーターなどの部品評価まで幅広いシーンに利用することができます。

マルチ相出力機能

400XACシリーズはマルチ相出力対応となっており、単体では単相2 線式や単相3線式、三相4線式の交流電源として使用することができますので様々なアプリケーションでご使用頂くことができます。
さらに直流出力モードにより直流入力機器の試験も可能です。