【やさしい技術解説】電子負荷の便利な使い方 その6 – I-V特性試験も簡単に

当社の電子負荷装置はUSB I/Fを持ち、またExcelなどの一般的なアプリケーションから制御するのに便利なライブラリーも標準で添付していますので、様々なアプリケーションに便利にお使い頂けます。

とは言え、いくら簡単でもプログラムを作成するのはなかなか骨の折れる仕事です。そこで一部では有りますが当社では専用アプリケーションを無償にて提供させて頂いています。今回はその中でも「I-V特性試験」用アプリケーションをご紹介します。

ここで言う「I-V特性試験」とは、燃料電池や二次電池更には太陽電池と言った主に電力源を評価するのに用いられる方法です。その名の通り、横軸に電流(I)、縦軸に電圧(V)を取り、電流(負荷)を変化させた場合の出力電圧の変化を見ます。

当社の高分解能電圧測定ユニット、RC-02A(オプション)を装備した電子負荷装置であれば、電子負荷1台とパソコン1台だけで、指定パターンで負荷電流を流し、高精度な電圧測定を行い、グラフ化とデータの保存が簡単に出来ます。GPIB I/Fは不要ですし、プログラムも不要です。

負荷を0.3→0.5→0.7→0.9→1.0→0.8→0.6→0.4→0.2→0.1[A]と言った負荷パターンを指定の負荷ステップと時間間隔で設定し、特性を図る事が出来ます。また同時に複数台を制御する事も出来ますので効率良く試験を行う事が出来ます。

ソフトウエアは弊社Webサイトの以下のページから無償でダウンロードすることができますので、ご利用ください。


※ソフトウエアタブの「アプリケーションソフト」を表示させ、「直流電子負荷」を選択してください。この中のE-Load Player(USB用)がI-V特性機能を持っております。

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