パワーコンディショナー評価用の系統模擬電源の構築方法について

系統連系認証前のパワーコンディショナー(PCS)の評価では、直接系統へ連系することができないため、必ず独立した系統模擬電源が必要となります。系統模擬電源の構築は非常に簡単で、交流電源と抵抗負荷を準備するだけです。動作原理はキルヒホッフの法則を利用したシンプルな方法で、PCSからの発電電力と交流電源から出力する電力の総和を抵抗負荷で常に消費させます。抵抗負荷で消費する電力は常に一定となるため、PCSからの発電電力が大きい場合、交流電源の出力電力は減少する動作を行います。また、交流電源は周波数や電圧の可変ができるため、簡易的な系統電圧変動のシミュレーションも可能です。

テストイメージ

交流電源と抵抗負荷のみで構築可能な簡易系統模擬電源
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特長

  • 三相で15kVA~90kVAをラインナップ。結線が三相4線式なので三相3線としても使用可能
  • 世界各国の系統模擬に最適な線間電圧606Vrmsまたは1040Vrmsのオプションを用意
  • 逆電流が流れた場合、即座に検知し安全に出力停止可能な逆電流保護オプションを用意

関連製品

大容量プログラマブル交流電源「QAシリーズ」


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