AWSって、そもそもナニ?

「クラウド」って聞いたことあるけど…
「AWS」「クラウド」「サーバー」──IT系のニュースやビジネスの話題でよく耳にするのに、いざ説明しようとすると困ってしまう言葉ってありますよね。この記事では、AWSについて、難しい用語をできるだけ使わずにわかりやすく解説します。「なんとなく知ってる気がするけど、実はよくわからない」という方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもAWSとは?
AWS は「Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス)」 の略です。そう、あの通販サイト「Amazon」を運営するアメリカの企業・Amazon.com, Inc. が提供している、クラウドコンピューティングのサービス群です。
「え、Amazonって本や家電を売ってる会社じゃないの?」と思った方──実はAWSはAmazonの売上の大きな柱のひとつで、世界中の企業や開発者が日々利用している、巨大なITインフラサービス なのです。
「クラウド」をもっとわかりやすく言うと
AWSの話をする前に、「クラウド」という概念を整理しておきましょう。
昔のやり方:自前でサーバーを用意する
少し前まで、企業がWebサービスやシステムを動かすには、自分たちでサーバー(コンピューター)を購入・設置・管理する必要がありました。
- 高価な機器を買う
- 電気代・冷却費がかかる
- 壊れたら自分たちで直す
- 使わない時間も場所をとり続ける
これは「オンプレミス(on-premises)」と呼ばれる方式です。
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今のやり方:クラウドを使う
クラウドとは、インターネットを通じて、必要なときに必要なだけコンピューターの力を借りられる仕組みです。
わかりやすいたとえで言えば──
電気の自家発電(オンプレミス)をやめて、電力会社から電気を買う(クラウド)ようなイメージ
発電機を自分で持たなくても、コンセントにさせば電気が使える。しかも使った分だけ料金を払えばいい。クラウドはそれと同じような発想です。
AWSは「クラウドのデパート」
AWSは、200種類以上ものサービスを提供するクラウドの総合デパートです。
主なサービスのカテゴリをざっくり紹介すると:
| カテゴリ | 代表的なサービス | ひとことで言うと |
| コンピューティング | Amazon EC2 | インターネット上のレンタルPC |
| ストレージ | Amazon S3 | 大容量のネット上の倉庫 |
| データベース | Amazon RDS | データを整理・管理する棚 |
| ネットワーク | Amazon VPC | 自分専用の仮想ネットワーク |
| AI・機械学習 | Amazon SageMaker | AIを作るための開発環境 |
| セキュリティ | AWS IAM | 誰がどこにアクセスできるかの管理 |
これらを組み合わせることで、スマホアプリのバックエンドからAIシステム、企業の基幹システムまで、あらゆるITインフラを構築することができます。
身近なところでもAWSは使われている
「でも自分には関係ない話では?」と感じた方──実は、あなたが毎日使っているサービスの裏側でも、AWSは動いています。
- 音楽ストリーミングサービス
- 動画配信サービス
- ECサイト
- 人気のSNSやゲームアプリ
世界中の無数のサービスが、AWSの上で動いています。AWSのデータセンターは世界33以上のリージョン(地域)に広がっており、あなたがスマホで動画を見ているその瞬間にも、地球のどこかにあるAWSのサーバーが働いているかもしれません。
AWSのメリット
- すぐ始められる・すぐ止められる
サーバーを自前で購入すると納品まで数週間かかることもありますが、AWSなら数分で仮想サーバーを起動できます。不要になればすぐに削除も可能です。 - 使った分だけ払えばいい
電気代と同じく、従量課金制が基本です。アクセスが少ない時間帯はコストを抑え、アクセスが集中する時間帯だけ自動でリソースを増やすことができます。 - 規模の拡大・縮小が柔軟
サービスのユーザーが急に増えても、AWSならボタン一つでサーバーの性能や台数を増やす(スケールアップ・スケールアウト)ことができます。 - 世界規模のセキュリティ・信頼性
Amazonは莫大な投資でセキュリティと冗長性(バックアップ体制)を整えています。個人や中小企業が自前で同等の設備を用意するのは事実上不可能で、AWSを利用することでその恩恵を受けられます。
AWSのシェアは?
クラウド市場には Microsoft Azure(マイクロソフト) や Google Cloud(グーグル) といった強力なライバルもいますが、AWSは長年にわたりクラウド市場のシェアNo.1を維持しています。
「クラウドといえばAWS」という地位は、エンジニアの世界でも広く認知されており、AWSの資格(AWS認定)は転職市場でも高い評価を受けています。
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まとめ:AWSは「IT版・何でもレンタルサービス」
最後に、AWSをひとことでまとめると──
「インターネット上に広がる巨大なIT設備を、必要な分だけ借りられるサービス」
自分でサーバーを持たなくても、世界規模のITインフラを利用できる。そのおかげで、小さなスタートアップでも大企業と同じ土俵でサービスを開発・運営できる時代になりました。
「AWS」という言葉を聞いたときに、「ああ、Amazonがやってるクラウドサービスね」とピンとくるようになれば、この記事の目的は達成です。

