小容量二次電池の多チャンネル充放電試験

二次電池の充放電試験ではデータ計測のサンプリング速度も重要です。多チャンネル充放電試験器MCD-05では、ハードウェア内蔵のメモリ(2048ワード)で高速のシーケンス動作が可 能です。さらに最小3msecの間隔で電圧・電流・時間を測定できますので、今まで見えなかった部分を見ることができるため効果的な評価が可能です。
MCD-05を使用すればEDLC(電気2重層キャパシタ)やリチウムイオン電池などの内部抵抗も簡単に測定できます。サンプルとしてご 提供しているExcelの内部抵抗測定アプリケーションを使用すればExcelとVisualBasicの知識がすこしあれば、すぐに内部抵抗を計測できます。
テスト回路
動作を分かりやすくするために、上図のコンデンサと抵抗を使用した疑似供試物を使用し内部抵抗を測定。
供試物データ
Rdc:疑似直流内部抵抗 500 Ω
DMM 実測での実測値 502.89 Ω
C:疑似供試物電解コンデンサ 3300 μF
予備充電:7V
放電電流:0.0mA → 0.1mA
サンプリング周期:3msec
計算結果
放電直線の補助線から算出した電圧変化(⊿V) による抵抗値計算結果 505.5 Ω
一般的な内部抵抗測定方法

製品情報
製品名型名主な仕様
小容量多チャンネル充放電試験器MCD-05-050025V, 200mA × 5 チャンネル
ソフトウェアHydrangea充放電試験専用ソフトウェア(MCD用)

本アプリケーションに記載された情報は作成発行当時(発行年月日)のものとなりますので、現行としてシリーズ・機種・型式(オプション含む)が変更(後継含め)及び販売終了品による廃型になっているものが含まれておりますので、予めご了承下さい。
本情報はテストソリューションにおけるDUT(供試体)・JIG及び当社製品のアプリケーション構成フローのご参考としてご覧下さい。

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