大容量直流電子負荷「QL-Dシリーズ」販売開始のお知らせ
株式会社計測技術研究所(本社所在地:神奈川県横浜市 代表取締役社長 渡辺祐二)は、「QUAD Ene-phant®シリーズ」(※1)第一弾として、当社「Load Station」でご好評を頂きましたオシロライクなUIとハイスルーレートの高速電流制御回路方式を採用して、使い勝手と大型機器に求められる製品耐久性をコンセプトとした下記の大容量直流電子負荷「QL-Dシリーズ」を2023年04月24日より販売開始したことを発表しました。
大容量直流電子負荷「QL-Dシリーズ」は、従来品である「34000Aシリーズ」の基本仕様・性能・コンセプトの互換性を考慮しつつ、より進化・高性能化させた電子負荷となります。各種負荷モードによるSweep機能や、オプションによるMPPT機能などを準備し、多彩なファンクションであらゆるニーズに対応することができます。5kW単位で25kWまでラインナップし最大6並列により150kWまで拡張可能です。19インチラックサイズで高さ5U(5kWモデル)のコンパクト筐体により当社従来品比で体積と質量の大幅減を実現致しました。


15kWモデル
主たる特長
既存製品の基本仕様・性能・コンセプトを進化(Version up)
あらゆる面で従来製品である34000Aシリーズの進化版の後継機としてご採用頂くことが可能です。
[table “875” not found /]あらゆる外的要因に対応するべく高速電流制御をさらに深化(Deepening)
大容量時の試験環境は、負荷ケーブルのインダクタンスの影響に左右され、使い方次第では電子負荷装置の破損へとつながります。そのような外的要因に対応可能とするべく、Load Stationシリーズに採用した高速電流制御回路をさらに深化させQL-Dシリーズに採用しました。負荷応答を高速化し、大電流時の瞬時過電流の安定動作を確保し、ケーブル配線長の延線時のケーブルインダクタンスによる異常発振現象を抑制することで、より安心してお使いいただくことが可能となりました。
インテリジェンスなマスタースレーブ機能を搭載
マスタースレーブ接続は、並列運転ケーブル1本で接続可能。異なる容量モデルでも同電圧モデルであれば、最大6台(マスター機含む)まで、フレキシブルに最大150kWまで大容量化することができます。
ラインナップ
150Vタイプ
[table “872” not found /]※QL-D-5K-1/Bはベンチトップタイプです。それ以外はキャスタータイプとなります。
600Vタイプ
[table “873” not found /]※QL-D-5K-6/Bはベンチトップタイプです。それ以外はキャスタータイプとなります。
1000Vタイプ
[table “874” not found /]※QL-D-5K-1K/Bはベンチトップタイプです。それ以外はキャスタータイプとなります。
発売開始時期
2023年4月24日より受注開始
(※1)QUAD Ene-phant®シリーズとは 「QUAD」とは4個の~という原意で、当社主力製品の直流/交流電源、直流/交流電子負荷を4領域(4マス=フォーます)として捉え、その領域における試験用電源の新製品ブランドとして「QUAD Ene-phant®」と名付け、電流双方向、ラインナップの充実、複合器化も含め今後もシリーズ製品上市及びラインナップの充実を目指して参ります。
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