リップルノイズメータ
高電圧におけるリップルノイズの測定方法
高電圧のリップルノイズを測定するには、オシロスコープの定格電圧を超えないように、高電圧対応の差動プローブが必要ですが、非常に高額です。一方で、リップルノイズメータRM-104を使用すれば、最大500VまでJEITA規格に準拠した方法で、誰でも簡単に安定した測定が可能です。
オシロスコープを使ったリップルノイズの測定方法
オシロスコープでリップルノイズ測定する場合、入力抵抗を1MΩから50Ωにインピーダンス整合する必要があります。ただしオシロに内蔵されている抵抗器は0.5W程度しかなく5V以上の電圧を測定した場合、抵抗器が焼損しオシロが破損してしまうことがあります。
当社TRC-50F2は抵抗器と直列にコンデンサを挿入しており、直流分をカットし測定信号のみを伝送するようになっております。
コモンモードノイズを簡単に除去する方法とは
コモンモードノイズを含んだノイズ測定をする上で、コモンモードノイズを物理的に抑制させる方法はいくつかあります。ここでは、プローブを使う上での問題点と弊社DP-100A差動プローブを使うメリットについてご案内いたします。
スイッチング電源の寿命判定に最適なリップルノイズメーター
リップルノイズメーターRM-104はオシロスコープを使うことなく、簡単にリップル電圧を分離し測定できる為、複雑な操作や個人差による測定誤差なく、SW電源の寿命判定基準となるリップル電圧を測定することが可能です。
リップルノイズ測定機能を搭載した電子負荷装置
スイッチング電源の出力(2次側)の検査では、模擬負荷として電子負荷とリップル電圧を測定するリップルノイズメーターを使用した試験が一般的です。2台必要となることで価格や設置スペース、検査速度(2台分通信アクセスが必要)に不 […]
リップルノイズスキャナSC-83 による多CH測定
市販されている広帯域のスキャナ(信号切り替え器、マルチプレクサ)は、信号電送経路のGND側は共通になっているのが一般的です。広帯域特性を実現するためにはGND側を共通にした方が特性を得やすいためですが、多チャンネル出力のスイッチング電源は各出力のGNDが共通でないものが多いため、市販のスキャナでは問題となる場合があります。
EV, HEV 搭載DC/DC コンバータのリップルノイズ測定
EV やHEV に搭載されているDC/DC コンバータの直流出力には、コンバータ内部のスイッチング回路などに起因するスイッチングリップルやスイッチングノイズ等が含まれています。デジタル式のリップルノイズメータを使うことにより容易にリップル成分のみを分離して数値表示することが可能ですので、読み取り個人差が発生しません。
電子負荷によるリップルとノイズの同時測定
スイッチング電源の開発評価現場において、オシロスコープによりリップルとノイズを測定することは可能ですが、オシロスコープの時間軸(タイムベース)の設定変更など操作が必要となります。これに対して電子負荷のリップルノイズオプションをお使い頂くと以下の様にリップル値とノイズ値のデジタル値が同時に電子負荷画面に表示されますので、オシロスコープで波形観測や複雑な波形読み取りをしなくてもワンタッチで容易に測定値することができます。
リップルノイズ測定の勘所
スイッチング電源の出力には複数のノイズ成分が含まれており、測定方法によっては全く異なる結果になることがあります。従って、リップルノイズメータやオシロスコープ等で測定する場合は注意が必要ですが、次のような点に注意して測定すれば、より正確な測定結果を得ることができます。
スイッチングリップルとノイズの分離技術
当社のリップルノイズメータは、独自に開発された「パルス幅デューティ比較方式」により、スイッチング電源の複雑なリップルノイズ波形からワンタッチでスイッチングリップルなどを分離し、デジタル測定することが可能となりました。










