リップルノイズって、そもそもナニ?

リップルノイズとは、スイッチング電源などの直流出力に本来は存在しない微小な電圧の揺れやノイズ成分が重畳して現れる現象を指します。
理想的な直流出力は一定の電圧を保つフラットな波形ですが、実際の電源出力では完全に平坦になることはなく、細かな振動成分が含まれます。

リップルノイズのイメージ

このように、理想的な直流波形に対して実際の出力波形には周期的な揺れや高周波成分が重なっており、これらを総称してリップルノイズと呼びます。

リップル成分とノイズ成分

一般にリップルノイズは大きく二つに分けて考えられます。
整流やスイッチング動作に起因して比較的低周波で現れる成分をリップル成分と呼び、スイッチング素子の高速動作などによって発生する高周波成分をノイズ成分と呼びます。
実際の評価では、これらをまとめてリップルノイズとして扱うことが一般的です。

なぜリップルノイズが問題になるのか

リップルノイズが大きい場合、接続された電子回路や負荷機器に誤動作や性能低下を引き起こす可能性があります。
特にアナログ回路やセンサ回路、通信機器などでは、わずかな電圧変動が測定誤差やノイズ混入の原因となるため、電源のリップルノイズ特性は重要な評価項目となります。

リップルノイズの評価について

リップルノイズは、オシロスコープや専用の測定条件を用いて評価されます。
測定方法や帯域設定によって結果が大きく変わるため、評価時には測定条件を明確にすることが重要です。

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リップルノイズメータ
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SC-83
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