三相交流の相電圧・線間電圧って、そもそもナニ?

相電圧と線間電圧とは、三相交流における電圧の表し方の違いを示す用語です。単相交流では意識する必要はありませんが、三相交流では設定や接続を誤ると機器を破損する恐れがあるため、正しく理解しておくことが重要です。

単相交流の場合

一般家庭で使用されているコンセントは単相交流100Vまたは200Vであり、単相では相が一つしか存在しないため、相電圧と線間電圧は同じ値になります。そのため、通常は両者を区別する必要はありません。

三相交流の場合の違い

三相交流では、相電圧と線間電圧が異なる場合があります。特に三相4線式では、相電圧は各相と中性線の間の電圧、線間電圧は相と相の間の電圧を指します。この2つは同じ値ではないため、注意が必要です。

相電圧と線間電圧の関係

三相4線式では、線間電圧は相電圧の√3倍となります。数値で表すと、線間電圧=相電圧×1.732となり、この1.732は√3の概算値です。

設定時の注意点

例えば、交流電源の出力電圧を相電圧で100Vに設定した場合、線間電圧は約173Vとなります。この関係を理解せずに電圧設定を行うと、接続した機器に想定以上の電圧が加わり、故障や破損につながる危険があります。

接続と評価について

三相交流電源を使用する試験や評価では、相電圧と線間電圧の違いを正しく理解した上で電圧設定や接続を行うことが重要です。三相交流電源と負荷機器の接続方法については、解説ページをご参照ください。