MPPT内蔵電子負荷って、そもそもナニ?
MPPT内蔵電子負荷とは、太陽光パネル(PV)の発電特性を評価する際に必要となる、MPPT(Maximum Power Point Tracking:最大電力点追従)機能を内部に備えた電子負荷装置です。
PVの出力特性試験では、発電電力が最大となる動作点を正確に追従しながら測定を行う必要があり、そのためにMPPT機能が用いられます。
MPPTとは何をする機能か
MPPTは、太陽光パネルの発電出力が天候の変化や日射量の変動、影の影響などによって刻々と変わる中でも、電圧と電流の組み合わせが最も効率の良い「最大電力点」を常に探索し、そこに動作点を合わせ続ける制御方式です。
この機能により、実際の太陽光発電システムに近い条件での評価や、正確な発電特性の把握が可能になります。
なぜ電子負荷にMPPTが必要なのか
PVの評価を行う際、単純に一定電流や一定抵抗で負荷をかけるだけでは、最大電力点での動作を再現することができません。
MPPT機能を内蔵した電子負荷を使用することで、負荷側から能動的に動作点を制御し、PVが本来持つ発電性能を引き出しながら試験を行うことができます。
MPPT内蔵電子負荷の特長
当社では従来より、ハイエンド多機能電子負荷 Load Station シリーズにおいて、特注オプションとしてMPPT機能に対応してきました。
さらに、回生型交直両用電子負荷である Ene-phant シリーズでは、MPPT機能を標準装備しており、PVの発電特性試験や評価をより手軽かつ効率的に行うことができます。
このように、MPPT内蔵電子負荷は、太陽光パネルの性能評価や発電特性試験において、実使用に近い条件を再現するための重要な測定・評価機器です。
製品情報
Ene-phant®シリーズ
回生型交直両用電子負荷 50kWモデル
系統への電力回生機能を有した50kWの回生型電子負荷です。交流、直流の両方に対応しており、インバータ出力やAC/DCコンバータ出力に1台で対応が可能です。UPS試験などに最適です。
【スイッチング式】 単体50kW、並列接続~250kW
Load Stationシリーズ
ハイエンド多機能電子負荷
見やすい3.5インチカラーLCDや大型ロータリーノブなど、使いやすさを追求した8つのフロントポイントでオシロライクなユーザビリティを実現。多機能な直流電子負荷装置です。
【ドロッパー方式】単体300W~1kW/並列接続~10kW 120V~500V
QUAD Ene-phant® QL-Dシリーズ
ハイエンド大容量直流電子負荷
高速電流制御とオシロライクなUIを備えたハイエンドな大容量直流電子負荷です。一体型構造で5kW~25kWまでをラインナップしており、マスタースレーブ接続で最大150kWまで電子負荷を拡張できます。オプションでMPPT機能もあり、多彩なファンクションに対応した製品です。
【ドロッパー方式】単体5kW~25kW、並列接続~150kW 150V~1,000V





