負荷応答速度って、そもそもナニ?
負荷応答速度とは、電子負荷装置が設定された電流値にどれだけ速く追従できるかを示す指標です。
いわば電子負荷における「電流の立ち上がりの速さ」を表すもので、電源やバッテリーなどを評価する際の重要な性能のひとつです。
負荷応答速度のイメージ
負荷応答速度は、よく「加速度」に例えられます。
自動車の世界では、停止状態から一定距離までどれだけ速く到達できるかが性能の目安になりますが、電子負荷の場合は「単位時間あたりにどれだけ電流を変化させられるか」が性能の目安になります。

仕様での表され方
電子負荷の負荷応答速度は、100A/μs のように表記されます。
これは「1マイクロ秒(μs)の間に、電流を100A分変化させることができる」という意味であり、電流変化の速さ、つまり電流の傾きを示しています。
最大電流との違い
負荷応答速度は「どこまで電流を流せるか」を示すものではなく、「どれだけ速く電流を変化させられるか」を示す指標です。
そのため、最大電流が50Aの電子負荷であっても、負荷応答速度が100A/μsといった仕様を持つことはあり得ます。これは瞬間的な電流変化能力が高いことを意味しており、最大電流値とは別の性能として理解する必要があります。
なぜ負荷応答速度が重要か
負荷応答速度が遅いと、電源の急激な負荷変動を正確に再現できず、実使用時の挙動を十分に評価できない場合があります。
特にスイッチング電源や車載電源、バッテリーなどの評価では、急峻な負荷変動に追従できる電子負荷を使用することが、正確な試験や評価につながります。
このように、負荷応答速度は電子負荷装置の性能を理解するうえで欠かせない重要な指標のひとつです。
製品情報
QUAD Ene-phant® QL-Dシリーズ
ハイエンド大容量直流電子負荷
高速電流制御とオシロライクなUIを備えたハイエンドな大容量直流電子負荷です。一体型構造で5kW~25kWまでをラインナップしており、マスタースレーブ接続で最大150kWまで電子負荷を拡張できます。オプションでMPPT機能もあり、多彩なファンクションに対応した製品です。
【ドロッパー方式】単体5kW~25kW、並列接続~150kW 150V~1,000V
Load Stationシリーズ
ハイエンド多機能電子負荷
見やすい3.5インチカラーLCDや大型ロータリーノブなど、使いやすさを追求した8つのフロントポイントでオシロライクなユーザビリティを実現。多機能な直流電子負荷装置です。
【ドロッパー方式】単体300W~1kW/並列接続~10kW 120V~500V




