JIS B8615-1(B8615-2) エアコン試験って、そもそもナニ?
JIS B8615-1(B8615-2)とは、エアーコンディショナなどの性能を評価するための日本工業規格です。
エアコンの定格性能および運転性能について、一定の条件下での試験方法が定義されています。
JIS B8615の対象
この規格は、主にエアーコンディショナを中心とした空調機器を対象としています。
冷房や暖房といった基本性能を、共通の基準で評価することを目的としています。
定格性能試験とは
定格性能試験では、規格で定められた周囲温度や電源条件のもとで運転を行い、消費電力や能力などを測定します。
これにより、製品仕様として示される定格性能が確認されます。
運転性能試験とは
運転性能試験では、実使用を想定した条件でエアコンを動作させ、起動時や運転中の安定性、制御状態などを評価します。
長時間運転や条件変化に対する動作確認も重要な試験項目となります。
試験における安全評価の重要性
エアコンは高電圧を扱う電気機器であり、性能評価だけでなく安全性の確認も重要です。
試験時には、耐電圧試験や絶縁抵抗測定、漏洩電流測定などを行い、安全規格に適合しているかを確認します。

