IEC61730-2って、そもそもナニ?
IEC 61730-2とは、太陽電池モジュールおよびPVシステムを構成する部品の安全性を評価するための国際規格であり、主に耐電圧試験などの具体的な試験方法を規定した規格です。太陽光発電システムにおける感電や火災などのリスクを低減し、安全に使用できることを確認する目的で制定されています。
IEC 61730の位置づけ
IEC 61730は、設計および構造上の安全要求を定めたIEC 61730-1と、それらを検証するための試験方法を定めたIEC 61730-2で構成されています。IEC 61730-2は、IEC 61730-1で定められた安全要求を満たしているかを、実際の試験によって確認する役割を担っています。
耐電圧試験の考え方
IEC 61730-2では、PV(太陽電池)モジュールだけでなく、ケーブルやジャンクションボックス(接続箱)など、PVシステムを構成する各部品に対する耐電圧試験が規定されています。試験電圧は、PVシステム電圧の4倍に2,000Vを加えた値とされており、実使用条件よりも厳しい電圧を印加することで、十分な絶縁性能が確保されているかを確認します。
試験電圧の具体例
例えば、PVシステム電圧が1,000Vの場合、耐電圧試験で印加される電圧は1,000V×4+2,000Vとなり、6,000Vでの試験が求められます。このような高電圧条件での試験により、異常状態や長期使用を想定した安全性評価が行われます。
安全試験の重要性
太陽光発電システムは屋外に設置され、温度変化や湿度、経年劣化の影響を受けやすいため、高い絶縁信頼性が不可欠です。IEC 61730-2に基づく耐電圧試験を適切に実施することで、PVシステム全体の安全性を確保することができ、そのためには高電圧試験に対応した安全試験器を用いた評価が重要となります。


