動的な電圧降下って、そもそもナニ?
動的な電圧降下とは、電流が急激に変化したときに一時的に発生する電圧の低下のことを指します。直流電源などに負荷を接続する場合、ケーブルに流れる電流の大きさや変化の速さによって、電圧降下の影響が現れます。
静的な電圧降下とは
ケーブルにはわずかな抵抗値があり、そこに電流を流すと電圧降下が発生します。例えば、直流電源の出力電圧を10.0Vに設定し、抵抗値が50mΩ(0.05Ω)のケーブルで負荷と接続したとします。直流回路ではプラス側とマイナス側の2本のケーブルを使用するため、合計の抵抗値は0.1Ωとなります。
この状態で10Aの電流を流した場合、電圧降下は次のように求められます。
電圧降下 = 抵抗 × 電流
= 0.1Ω × 10A
= 1V
つまり、電源出力を10.0Vに設定していても、負荷側に実際に印加される電圧は9.0Vとなります。このように、電流値に応じて一定量発生する電圧降下を「静的な電圧降下」と呼びます。
動的な電圧降下の発生要因
これに対して、負荷のオンオフや急激な電流変動が発生した場合には、瞬間的により大きな電圧低下が生じることがあります。これが「動的な電圧降下」であり、ケーブルが持つL成分、すなわちインダクタンスの影響によって発生します。
注意点と対策
動的な電圧降下は、電流の変化が速いほど顕著になり、条件によっては機器の誤動作やシステムダウンを引き起こす原因となります。そのため、電流変動の大きい試験や評価環境では、ケーブルの特性を含めた対策が重要です。当社では、ケーブルのインダクタンスを低減することで動的な電圧降下を抑制するLow-Lケーブルを開発しております。
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