電子負荷のダイナミックモードって、そもそもナニ?

電子負荷のダイナミックモードとは、負荷電流を時間的に変化させることで、電源に対して意図的に「負荷急変」を与えるための動作モードです。
スイッチング電源の評価では、出力電流が急激に変動したときの電圧変動や応答特性を確認する試験が重要となり、このような試験は一般に「負荷急変試験」と呼ばれています。

なぜ電子負荷が必要なのか

負荷急変試験では、短時間で電流を大きく変化させる必要がありますが、抵抗負荷では電流を能動的に切り替えることができないため、実質的に対応できません。
一方、電子負荷装置は内部制御により電流値を自在に制御できるため、負荷急変を伴う試験を行うことができます。

ダイナミックモードの概要

ダイナミックモードは、スイッチングモードやパルスモードと呼ばれることもあり、あらかじめ設定した複数の電流値を時間軸に沿って切り替えることで、周期的または任意の負荷変動を再現する機能です。
最も基本的なものは、LOWとHIGHの2つの電流値を交互に切り替える2値動作ですが、より実際の使用状況に近い負荷変動を再現するため、多段階の設定が可能な製品もあります。

多ステップ動作による試験

当社の電子負荷 Load Station シリーズでは、一般的な2値動作に加えて、最大16ステップのダイナミック動作に対応しています。
これにより、単純な負荷急変試験だけでなく、段階的な負荷変動や複雑な電流パターンを用いた評価も可能となり、電源の安定性や制御性能をより詳細に確認することができます。

このように、ダイナミックモードはスイッチング電源をはじめとする各種電源機器の評価において欠かせない、電子負荷ならではの重要な機能です。

製品情報

ハイエンド多機能直流電子負荷
Load Stationシリーズ
ハイエンド多機能電子負荷

見やすい3.5インチカラーLCDや大型ロータリーノブなど、使いやすさを追求した8つのフロントポイントでオシロライクなユーザビリティを実現。多機能な直流電子負荷装置です。

【ドロッパー方式】単体300W~1kW/並列接続~10kW 120V~500V