電源不要の差動プローブって、そもそもナニ?

差動プローブとは、2点間の電圧差(差動成分)のみを正確に測定し、両方に共通して現れる成分(コモンモード成分)を抑制して測定できるプローブです。
通常のプローブでは、スイッチング電源の直流出力に含まれるコモンモードノイズをそのまま拾ってしまい、実際より大きなノイズ成分が波形に現れることがありますが、差動プローブを使えばこの影響を最小限に抑えることができます。

スイッチング電源の直流測定で起こる問題とは

スイッチング電源は高速にスイッチング動作を行うため、出力には微小なノイズや高周波成分が含まれます。
通常のシングルエンド測定では、測定対象端子と大地(GND)間の電位差を拾うため、同相で存在するコモンモードノイズも一緒に計測され、波形が乱れる・ノイズが見えすぎる・正確な評価ができない、といった問題が発生します。

差動プローブを使うメリット

差動プローブは、2点間の真の電位差だけを取り出して測定できるため、
コモンモードノイズの影響を大幅に抑えた測定が可能になります。
これにより、

  • 波形本来のリップル成分や微小なノイズ成分の評価
  • スイッチング電源の直流出力評価
  • 高精度な電源評価測定

がより信頼性高く行えます。

電源不要(パッシブ)差動プローブとは

一般的な差動プローブには、外部電源を必要とするアクティブタイプもありますが、当社の差動プローブ DP-100は、電源不要のパッシブタイプです。
外部電源やバッテリーが不要で、接続するだけですぐに使用できるため、環境構築が簡単で、手軽に高精度測定を行えます。

DP-100の特長

当社の 差動プローブ DP-100は、

  • 電源不要のパッシブ構造で手軽に使用可能
  • コモンモードノイズの影響を抑えた測定が可能
  • スイッチング電源の直流出力測定に最適

などの特長を持ち、電源試験やリップル・ノイズ評価など、さまざまな測定シーンで威力を発揮します。
また、コンパクトで持ち運びやすく、現場や研究・開発環境でも導入しやすい設計です。

測定用途に応じた使い分け

高精度な評価やノイズ影響を抑えた測定が求められる場面では、単なるプローブではなく差動プローブを使用することが有効です。
特に、直流出力や高速スイッチング電源の評価では測定方法が結果に大きく影響するため、プローブ選定が重要になります。

製品情報

DP-100
DP-100
差動プローブ

スイッチング電源のリップルノイズ測定時にコモンモードノイズ除去するパッシブ差動プローブと特性インピーダンス50Ωの終端抵抗です。