CCAって、そもそもナニ?

CCA(Cold Cranking Amps)とは、鉛蓄電池の低温時における始動性能を表す指標です。

主に自動車用バッテリーで用いられ、寒冷環境でもエンジンを始動できる能力を示します。

CCAの測定条件

CCAは、次の条件で定義されています。

  • 周囲温度:−18℃±1℃
  • 放電時間:30秒間
  • 判定基準:30秒後の電圧が7.2V以上

この条件を満たしたときに流すことができる放電電流値(A) をCCAと呼びます。

なぜCCAが重要なのか

低温環境では、バッテリー内部の化学反応が低下し、出力できる電流も小さくなります。

CCAが大きいほど、

  • 寒冷時でも始動しやすい
  • 始動時の電圧低下が小さい

といった特長があり、冬場の使用や寒冷地では重要な性能指標となります。

CCA試験と測定機器

CCAを評価する試験では、短時間に大電流を安定して流せる測定環境が必要です。

そのため、コールドクランキング電流の試験に適した電子負荷装置が用いられます。

関連情報