電子負荷Load Station困ったときに役立つTips

直流電子負荷Load Stationシリーズを使っているときに役立つTips集です。
Tips1. ホーム画面に戻りたい
Load Stationシリーズは多機能のためメニューが階層構造になっており、慣れないと「迷子」になってホーム画面(※)に戻れないことがあるかもしれません。そんな時は、いったんMENUボタンを押してメニュー画面に変更してからNormalを選択すると戻ることができます。
※ホーム画面は電源投入時に表示される電圧や電流測定値が表示される Normal モードの画面です。
Tips2. リモート制御中にパネル操作したい
これは電子負荷装置に限らないことですが、一般的な計測器はPCからGP-IBなどを経由してリモートコマンドを受け取ると自動的にリモートモードになり、パネル操作は無効になるのが普通です。Load Stationシリーズで一時的にパネル操作を有効にするには CANCEL ボタンを押すことによりリモートモードを解除することができます。
※機種によってはリモートを解除するためのLOCALボタンを装備しているものもあります。
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Tips3. 正確に負荷(電流)設定したい
一般的に電子負荷装置は正確な負荷電流設定を実現するための「リモートセンス入力」を装備しています。負荷モードCR, CV, CPで使用するときはできる限りリモートセンス入力を接続してください。
| 負荷モード | リモートセンスの接続 | 備考 |
| CR: 定抵抗 | 必要 | 抵抗・電圧・電力の設定値から実際に流す電流値に変換するとき、DUTの出力電圧値が必要となります。このときの正確な電圧をリモートセンス入力から供給してください。 |
| CV: 定電圧 | 必要 | |
| CP: 定電力 | 必要 | |
| CC: 定電流 | 不要 | 設定値=実際に流す電流なので変換不要のため接続も不要です |
Tips4. 正確に直流電圧測定したい
Load Stationシリーズは負荷端子電圧測定機能を標準装備していますが、測定確度は比較的高くなく、また、負荷電流による電圧降下の影響を受けるのは避けられません。こんなとき、オプションのRC-02Aを追加すれば測定確度の高い直流電圧測定をすることができます。
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Tips5. 負荷電流を流しながらリップルノイズ測定したい
スイッチング電源の出力に現れるリップルノイズ測定は、出力に定格電流を流した状態で測定するのが基本です。Load Stationシリーズはオプションでリップルノイズ測定モジュール(RC-02A)を組み込むことができますので、負荷電流を流しながらワンタッチでリップルノイズの測定が可能です。
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Tips6. 負荷容量を拡張したい
負荷容量の拡張方法はケースバイケースで以下のような選択枝があります。
| 必要な電力 | 方法 | 備考 |
| 300~600W | 2台のLN-300A/Cをマスタースレーブ接続し、600W負荷として使用 | またはLN-1000A/Cを使用 |
| 600~1000W | 1000W定格のLN-1000A/Cに変更 | |
| 1kW~10kW | 複数のLN-1000A/Cをマスタースレーブ接続し、大容量負荷を実現 | 10kWを超える場合でも他の機種により対応可能です。 |
Tips7. 任意の電流波形を再現したい
Load Stationシリーズはシーケンス用メモリを1,024ワード内蔵しており、最小1msの時間きざみで電流波形を再現することができます。シーケンス機能については当社Webサイトからサンプルソフトウエアをダウンロードすることができますのでご利用ください。
Tips8. 最高速のスルーレートで電流を立ち上げたい
一般的に電子負荷装置の仕様書に記載されているスルーレートはCC(定電流)モードの場合となっており、他のモードでは大幅に遅くなるのが普通です。従って、最高速のスルーレートを実現したいときはCCモードで設定してください。
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Tips9. スイッチング電源のOCP特性を試験したい
Load Stationシリーズは独自開発のスイープモードによりOCP試験を電子負荷単体で実現できるだけでなく、その結果をリアルタイムにグラフ化することができます。
従来OCP試験をするためにはPCのプログラミングが必要でしたが、スイープモードによりPC不要となりました。
Tips10. 燃料電池などのI-V特性を取得したい
Load Stationシリーズは、I-V特性をはじめ6種類のソフトウエアパックを無償公開しています。
| 名称 | 概要 |
| 測定値拡大 | 電流、電圧、電力(電圧×電流)、抵抗値の測定結果を大きなフォントでわかりやすく表示 |
| リップル測定 | リップル及びノイズの測定結果をグラフ化して表示 |
| ダイナミック測定(1) | 16レベルのダイナミック負荷モード設定を一覧で設定し、その結果をグラフ化して表示 |
| ダイナミック測定(2) | 一般的な2レベルのダイナミック負荷設定をアナログ的感覚のボリュームで設定し、結果をグラフ化して表示 |
| 測定ログ | 直流電圧測定結果をロギングし、グラフ化して表示 |
| I-V特性グラフ | 一般的なI-V(電流-電圧)測定結果をロギングし、I-V特性としてグラフ化 |
参考資料
各種資料・ソフトダウンロード
製品のマニュアル、各種無償ソフトウェアのダウンロードページです。



