非常用電源って、そもそもナニ?

非常用電源とは、地震や台風などの自然災害、落雷、事故などにより商用電源が停止した場合でも、必要な電力を供給するための電源のことです。
病院やデータセンター、通信設備、工場の制御装置など、電源断が重大な影響を及ぼす設備では欠かせない存在です。
非常用電源の役割
非常用電源は、単に「電気を供給する」だけでなく、以下のような役割を担っています。
- 停電発生時でも設備を停止させない
- データ消失や装置故障を未然に防止する
- 人命や社会インフラの安全を確保する
特に近年は、ICT機器や制御装置の高度化により、瞬時の停電であっても大きな問題となるケースが増えています。
代表的な非常用電源:UPS
非常用電源の中で最も一般的なのが、UPS(無停電電源装置)です。
UPSは、通常時は商用電源から負荷へ電力を供給しつつ内部のバッテリーを充電し、停電が発生すると瞬時にバッテリー電源へ切り替えることで、電力供給を継続します。
この切替時間が非常に短いため、コンピュータや制御機器など、電源断に弱い装置でも安定して運用することができます。
非常用電源の試験・評価
非常用電源やUPSは、いざという時に確実に動作することが求められるため、定期的な試験や評価が重要です。
切替動作の確認、負荷変動時の電圧・周波数安定性、バッテリーの劣化状態などを評価することで、信頼性を維持します。
このような試験には、交流電子負荷装置や試験自動化システムが用いられ、実際の使用条件を想定した評価が行われます。
関連情報
無停電電源装置(UPS)
常時インバータ給電方式の無停電電源装置(UPS)で、ラックマウント型と自立型の2種類があります。高効率コンバータ搭載でOA機器電源バックアップのご用途に最適です。
UPS内蔵バッテリーの放電特性試験
UPS(無停電電源)に内蔵されたバッテリーはUPSの機種によって様々な容量のものが内蔵されています。このようなバッテリーの放電特性試験を行う際、評価対象バッテリーの容量に応じて電子負荷装置の組み換えを効果的に行うことが可能な例をご紹介します。




