HDC(車載DC/DCコンバータ)って、そもそもナニ?
HDCとは、High voltage DC/DC converter(高電圧DC/DCコンバータ) の略称で、主に電動車両に搭載される 車載用のDC/DCコンバータ を指します。
出力電圧300V以上の高電圧を出力するDC/DCコンバータ であり、車両内の高電圧系システムに電力を供給する役割を担います。
HDCの役割
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)では、走行用モーターやインバータなどに高電圧の直流電力 が必要になります。
HDCは、
- 車載バッテリーの電圧を変換
- 必要な高電圧レベルへ昇圧・降圧
- 各高電圧機器へ安定した電力を供給
といった役割を果たします。
なぜ高電圧が必要?
高電圧化することで、
- 大電力を効率よく伝送できる
- 電流を抑えられ、損失や発熱を低減できる
- 車両全体の効率向上につながる
といったメリットがあります。
このため、300V以上の高電圧を扱うHDCが採用されています。
他のDC/DCコンバータとの違い
- 一般的なDC/DCコンバータ
比較的低電圧(数V~数十V)を扱う - HDC(車載DC/DCコンバータ)
数百Vクラスの高電圧を扱い、
高効率・高耐圧・高信頼性が求められる
車載用途ならではの
安全性や耐環境性能も重要なポイントです。
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まとめ
HDC(車載DC/DCコンバータ)とは、
- 300V以上の高電圧を扱うDC/DCコンバータ
- 電動車両の高電圧系を支える電力変換装置
- 効率と安まとめまとめ
- 全性が求められる重要な車載機器
という位置づけの装置です。

