インバータって、そもそもナニ?

インバータ(Inverter)とは、直流(DC)を交流(AC)に変換する電力変換装置のことです。
電圧や周波数を制御した交流電力を作り出すことができるため、モータの回転速度や出力を自由に調整する用途などで広く利用されています。
家庭用電源は通常、50Hzまたは60Hzの一定の周波数を持つ交流電源ですが、モータの回転数はこの周波数によって決まります。
インバータを使用することで交流の周波数を自由に変えることができるため、モータの回転数を細かく制御することが可能になります。
このような特長から、インバータはエアコン・洗濯機などの家電製品をはじめ、産業機械、鉄道、電気自動車など幅広い分野で使用されています。
インバータの基本的な仕組み
一般的なインバータは、次のような電力変換を行っています。

まず入力された交流電源をコンバータ回路によって直流に変換し、その直流電力をインバータ回路で再び交流に変換します。
このときスイッチング素子を高速で制御することで、出力する交流の電圧や周波数を自由に調整することができます。
この仕組みによって、モータの速度制御や省エネルギー運転が可能になります。
特にモータ制御の分野では、インバータによって周波数を変化させることで回転速度を自由に制御できるため、産業機械や家電製品などで広く利用されています。
インバータの主な用途
インバータはさまざまな機器で利用されています。
家電製品
- エアコン
- 冷蔵庫
- 洗濯機
産業機器
- モータ制御
- ポンプ
- コンプレッサ
エネルギー・モビリティ分野
- 電気自動車(EV)
- 鉄道
- 再生可能エネルギー設備
モータの回転数を必要な分だけ制御できるため、エネルギー効率を高めることができ、省エネルギー化にも大きく貢献しています。
インバータと電源評価
インバータを搭載した機器では、電力変換時にスイッチングが行われるため、電圧変動やノイズなどが発生する場合があります。
そのため、電源装置や評価試験では
- 電圧変動
- 瞬時電力
- 電流波形
- ノイズ
などを確認しながら、機器が正常に動作するかを評価することが重要になります。
まとめ
インバータは、直流電力と交流電力を変換することで、電力の周波数や電圧を自由に制御できる電力変換装置です。
モータ制御や省エネルギー化に欠かせない技術として、家電製品から産業機器、電気自動車など幅広い分野で利用されています。
インバータと双方向電源
消費電力のピークカットやピークシフトなどに活用されている双方向電源にも、インバータ技術が応用されています。
例えば、双方向電源を使用して系統の電力(交流)を直流に変換してバッテリーに充電(蓄電)しておき、必要なときにはバッテリーの直流電力をインバータによって再び交流に変換して、回生電力として再利用することができます。
このような双方向電源を使用することで、様々な機器や設備から発生する回生電力を効率よく回収し、直流電力として蓄電することが可能になります。
その結果、エネルギーの有効活用や電力消費の最適化につながります。
当社では、このような回生電力の再利用に対応した回生型電源をご提供しております。
詳しくは以下のページをご覧ください。


