バッテリー(二次電池)試験
無停電電源装置(UPS)の評価に最適。無効電力の再現可能な交流電子負荷
カーエアコン用のコンプレッサーは既存のエンジン駆動タイプに変わり、環境対応車(EV、HEVなど)に対応した、インバータ搭載型の電動コンプレッサーが採用されております。電動型となる為インバータ駆動用の直流電源が試験や評価に必要となります。外付けの場合、設置面積の確保が必要となりますが、弊社直流電源では背面にキャパシタバンクとして指定したコンデンサ容量をランドセルのように特注で実装することが可能です。
非回生(逆潮流無し)大容量充放電試験システム
一般的に大容量の蓄電池(リチウムイオン電池など)の充放電試験には、双方向電源(回生)が使用されております。放電時の電力を回生できる点、環境負荷をかけず使用する電力量の低減にもつながりカーボンニュートラルに適しております。ただし試験の実施環境においては回生(逆潮流)が禁止されていたり、出来ない条件が発生する場合があるなど、全ての大容量の充放電試験が双方向電源では実施できません。弊社の大容量直流電源(ADG-PLUSシリーズ)や大容量直流電子負荷(36000Aシリーズ)を用いることで、非回生で逆潮流電力無く、大容量の充放電試験システムを構築することが可能です。
1500Vに対応した回生型直流電源・電子負荷
CHAdeMO(日本)とGB/T(中国)が一緒になったChaoji(チャオジ)規格が2021年に自動車向け急速充電器に規格化され2022年に製品化されます。世界的な低圧電力供給の限界が1500V、物理的に流せる電流の限界は最大600Aである背景から1500Vx600A=900kWが最大上限値として選定されております。当社1500Vの回生型直流電源・電子負荷では新規格の試験が可能です。
EMC試験に最適なノイズレス電源
直流駆動がメインである車載用電子機器のEMC試験では、ノイズ源となる直流電源ではなく、鉛蓄電池を使用した試験方法を採用しておりました。鉛蓄電池は充電する場合ガスを発生してしまう為、充電する為に毎回電波暗室(シールドルーム)から電池移動をする手間が発生します。鉛蓄電池からリチウムイオン電池へ変更することにより、ガスを発生させず、電波暗室(シールドルーム)内で充電が可能となり、作業効率化が可能です。
回生型直流電源を使った大容量充放電装置
リチウム電池(LIB)のスタックは、高電圧ならびに大容量となる為、一般的な充放電装置では容量が足りなくなります。また電子負荷や電源の組合せにおいても大容量となる為、ケーブル配線の手間や直流電源の逆電圧防止用のダイオードの大型・高電圧となる為、種類が少なく選定が困難です。
回生型直流電源を使ったバッテリー模擬
バッテリーを使用した製品を評価する場合、バッテリーを準備した検証実験が必要となります。バッテリーの場合、評価した充電・放電の容量まで調整が必要となる点や充放電を繰り返すことで、バッテリー自体が劣化してしまう為、バッテリー動作を模擬可能な電源機器が必要となります。
メモリ機能を使った バッテリースタック放電装置
バッテリー製造過程で不具合品が出た際に、調査ならびに廃棄するため、バッテリーの放電作業が必要です。作業者の安全や破棄時の事故を防ぐ上で、指定された電圧になるまでの放電をする上で、電圧を監視する電圧計や放電装置(抵抗負荷や電子負荷)が必要になります。
BMSのOCCP機能試験
一般的なBMS(Battery Management System)やバッテリー充電器には過充電からバッテリーを保護するためのOCCP(Over Current Charge Protection)機能が内蔵されています。当社の電子負荷は、この機能が正常に動作するかどうか電子負荷単体で簡単に確認することができます。
エンジン起動時のバッテリー電流模擬試験
エンジンを起動するために使用されるスタータモータは、起動時に大きな電流が流れます。このとき、モータに電源を供給しているバッテリーには過渡的に大きな電流が流れるのは言うまでもありません。このアプリでは、このような起動電流を大容量直流電子負荷装置のダイナミックモードにより模擬する例をご紹介します。
直流電源と電子負荷によるバッテリーの模擬
このアプリでは、汎用直流電源と汎用電子負荷装置を組み合わせたバッテリーの模擬(簡易的なバッテリーエミュレータ)の構築例についてご紹介します。直流電源の出力はダイオードを介して電子負荷装置に接続し、これらを連携することにより簡易的にバッテリーの充電状態と放電状態を模擬することが可能となります。










