交流電子負荷
独立系統による実証実験システム
開発中のPCS(パワーコンディショナー)は、当然ながら認証を受ける前のため、系統に接続した運転試験を行うことは出来ません。このような場合、実際の系統から独立した系統、いわゆる「模擬系統」が必要となります。このアプリケーションでは、逆電流保護回路を内蔵した交流電源により模擬系統を構築した例をご紹介します。
交流電子負荷装置によるPDE のオーバーロード試験
このアプリでは、交流給電ラインに使われるPDE(電源集中コントロール)のオーバーロード(過負荷)状態を交流電子負荷装置によりつくり試験する例をご紹介します。従来はスライダックを用いて定格電流の100%から徐々に130%まで電流を増やしていく方法が一般的でしたが、交流電子負荷装置を用いれば一定の上昇間隔をキープして表示パネルで電流量を確認しながら試験することができます。
家庭用ガス・コージェネレーションシステムの試験
家庭用ガス・コージェネレーションシステムのガスエンジン方式では、ガスエンジン発電機により交流の発電ならびに排熱からお湯を作り出し光熱費を削減して省エネを図っています。発電機の交流出力には様々な家庭電化製品が負荷となって接続され、時間帯によってそれらの消費電力は大きく異なります。
交流電子負荷によるインバータ試験
交流電子負荷装置は、インバータやUPS(無停電電源)の評価、さらに近年では燃料電池発電 装置の評価など様々な分野で使われています。評価試験の自動化、CF(クレストファクタ)及びPF(力率)の可変や様々な条件下での試験が可能となります。また、3260シリーズの新しいリニアCCモードにより矩形波出力インバータでも安定した試験が可能です。
太陽電池発電パワーコンディショナー試験
太陽電池発電装置用パワーコンディショナーの試験には直流電源、交流電子負荷装置が必要となります。従来の交流電子負荷装置では矩形波出力パワーコンディショナーの場合、電流波形が安定しないことがありましたが、新しいリニアCCモードの採用によりこのような場合でも安定した電流波形を実現しました。





