OCP(Over Current Protection)は、日本語では「過電流保護」と呼ばれ、スイッチング電源など様々な電源の出力に過大な電流が流れたとき、電源自身を保護するための回路です。一般的なOCPでは、出力定格電流を上回る負荷が接続されたとき、OCPの動作電流を超えると出力を遮断するようになっています。

これに対して、OVP(Over Voltage Protection)は、過電圧保護と呼ばれ、出力電圧が規定電圧を上回ると動作するもので、OCPと同様に出力を遮断します。OVPは電源自身の保護よりも接続される負荷側を保護することが重要な目的となります。例えば、PCなどに内蔵されているスイッチング電源の出力電圧が規定よりも上昇すると負荷側の様々なデバイス(CPUなど)を破損する恐れがあるからです。

なお、当社の電子負荷装置Load Stationシリーズは新開発のスイープモードにより、電子負荷単体(PC及びプログラミング不要)でOCP試験が可能です。

ハイエンド多機能電子負荷装置「Load Stationシリーズ」

太陽電池では、日照量や雲などの影響によって発電量が時々刻々変化しますので、PCS(パワーコンディショナ)では、発電電力(電圧×電流)が最大になるポイントに追従するようになっています。

これをMPPT(Maximum Power Pont Tracking):最大電力点追従機能と呼んでおり、代表的なアルゴリズムには「山登り法」などがあります。これは、その名の通り、山に登るように頂点(最大電力点)を探すもので、アルゴリズムがシンプルなことから広く普及しています。

当社の電子負荷装置Load Stationシリーズは、特注オプションとしてMPPT機能を追加することができますので、電子負荷単体でMPPT制御を実現することが可能です。詳しくは弊社営業部までお問合わせ下さい

ハイエンド多機能電子負荷装置「Load Stationシリーズ」

太陽電池や燃料電池などの出力特性を試験する方法の一つで、I-Vカーブ(電流-電圧特性曲線)とも呼ばれます。
I-V特性は、文字通り出力のI(電流)とV(電圧)の関係をグラフ化したものであり、PVアナライザや電子負荷装置などで行うことができます。

当社では、電子負荷単体(PCソフトウエア不要)でI-Vカーブを取得できる「スイープモード」内蔵の電子負荷装置を開発しました。

ハイエンド多機能電子負荷装置「Load Stationシリーズ」

一般的な高周波用スキャナ(マルチプレクサ)は、全てのチャンネルのGND側が共通(絶縁されていない)となっています。これは、高い周波数までの特性を維持するためですが、このようなスキャナを電源試験に使用すると問題となる場合があります。

電源の各出力チャンネルのGND側がスキャナによって短絡されてしまうからです。

当社では、このような電源測定でも広帯域の切替が可能なスキャナを開発しました。
詳しくは下記をご覧ください。

リップルノイズスキャナSC-82 による多CH測定

直流電源などに様々な負荷を接続する場合、使用するケーブルに流す電流が大きくなるほどケーブルによる電圧降下が発生します。
例えば、直流電源の出力電圧を10.0Vに設定し抵抗値が50mΩ(0.05Ω)のケーブルを使って負荷と接続したとき、ケーブルに10Aの電流を流すとケーブルによる電圧降下は、オームの法則により以下のようになります。

電圧 = 抵抗×電流 = 0.1Ω × 10A = 1V

※ケーブルはプラス側とマイナス側で2本必要なため、0.05×2=0.1Ωとなります。

この電圧降下は一般的なものであり、「静的な電圧降下」と呼ぶことができます。
これに対して、電流を急激に変化させたとき「動的な電圧降下」が発生します。
この動的な電圧降下はケーブルの持つL成分(インダクタンス)により発生するやっかいなもので場合によってはシステムダウンを引き起こす原因になることもありますので注意が必要です。

当社ではこの動的な電圧降下を抑えるためのLow-Lケーブルを開発しました。

低インダクタンスケーブル「Low-Lケーブル」

スイッチング電源とは、スイッチング方式の電源であり数多くの電化製品、工業用設備等に組み込まれています。
最も身近なところでは、携帯電話やノートPCのACアダプターでしょうか。
ACアダプターはAC(交流)からDC(直流)に変換するものであり、AC/DCコンバータとも呼ばれます。
同様にDCからDCに変換するものはDC/DCコンバータと呼ばれ、これらを総称してスイッチング電源と呼ぶことが多いようです。
スイッチング方式に対して古くからの方式はドロッパー方式あるいはシリーズレギュレータ方式と呼ばれ、スイッチング方式と比較してサイズが大きくて重量も重いのが一般的です。
ACアダプターを見ておわかりのようにスイッチング電源は小型・軽量という利点がありますが、スイッチングによるノイズ(あるいはリップル)が出力に現れるという特徴があります。

広く一般家庭で使われている電源は単相交流100V(または200V)ですが、
工場などの大電力が必要なところでは、三相交流200Vで稼働する機器があります。
この三相交流は、その結線方式によって3線式と4線式があり、3線式はΔ(デルタ)結線、4線式はY(スター)結線と呼ばれます。当社交流電源の出力は三相4線式となっております。
三相交流電源と負荷の接続方法について、以下のページが参考になりますので宜しければご覧下さい。

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