電源自動検査/評価システムとは?(製品基本ガイド)

ひとことで言うと、「色々な電源の出力に電流を流し電源の性能を試験するためのもの」です。
当社では電源の自動試験システムとして「電源自動検査システム」と「電源自動評価システム」という2種類の製品を持っており、次のように区別しています。

電源自動検査システム

電源の各種測定について自動計測を行い、アウトプットとしてPASSあるいはFAIL等の良否判定結果を出力します。また、必要に応じて検査成績書等のリポートを出力することも可能です。

電源自動評価システム

自動検査システムと同様に電源の各種測定について自動計測を行いますが、アウトプットは良否判定結果ではなく「表、波形、グラフ」等が組み込まれた形式の評価リポートとなります。

スイッチング電源の自動評価とは

スイッチング電源の自動評価の流れを、当社のシステム製品「PW-6000」とソフトウェアを使って解説いたします。

電源自動検査/評価システムの選び方ガイド

電源自動試験システムってそもそもナニ?(簡単用語解説)

回路方式について

アプリケーション集

お役立ちポータルサイト(キーワード検索による簡単解説)

技術資料

技術資料

電源自動検査システムPW-800/700/5000、PTS/LTS-mini PowerTestSite推奨動作環境
電源自動検査システムPowerTestSiteシリーズソフトウェア対応機器一覧
電源自動検査システムPTS-500及びPW-600/600EからPW-800への移行について
電源自動検査システムPW-600E/800の世代間タクトタイム差異についての
ご案内
電源自動検査システムPTS-500及びPW-600/600EからPW-800への移行について
電源自動検査システムmodel-602/602Aとパワーメータユニット(PMU3335/3336)仕様差異
についてのご案内
電源自動検査システムPW-600/600EからPW-700への
移行について
スイッチング電源の自動検査とは
スイッチング電源用ATE製品の比較表

電源自動検査システムPTS-500及びPW-600からPW-600Eへの移行について

PW-600Eは初代の検査システムから数えると第3世代となっており、おおむね下表のような製品構成の流れとなっています。

初代第2世代第3世代備考
システム名称PTS-500PW-600PW-600E
ソフトウェアUPISPowerTestSitePowerTestSite
OS
(オペレーティングシステム)
MS-DOSWindows98
Windows2000
WindowsXP
Windows Vista
PCインターフェース専用バスUSB (IFX-500)USBPW-600は専用バスからUSBに変換するためのインターフェース(IFX-500)が必要です。
交流入力部
(交流電源)
model-502
model-502P
model-512
model-502P
model-512
model-602PW-600, PW-600E は他の交流電源にも対応しています。
直流入力部
(直流電源コントローラ)
model-509
model-513
model-509
model-513
model-519直流電源コントローラ以外に直流電源が必要となります。
出力部
(測定・負荷)
model-500
model-501
model-500Emodel-600EPW-600, PW-600E はELシリーズ等の単品電子負荷も追加可能です。
リップル測定方式RC-01RC-01RC-01 / RC03
(選択可能)
RC01:パルス幅デューティ比設定方式
RC03:デジタルピークホールド方式

旧OS(MS-DOS)のPTS-500をお使いのお客様が現行のWindows版に移行する場合、次のような方法があります。

  • ソフトウエアのみの移行ハードウエアは既存のものを使用し、ソフトウエアをWindows 版(PowerTestSite)に移行することは可能です が、PCインターフェースが異なるためソフトウエア以外にインターフェース変換器(IFX-500)が必要となります。
    既存のハードウエアが老朽化している場合、この方法はあまりお勧めできません。
  • ハードウェアも含めて移行ハードウエアとソフトウエアを現行のPW-600E に移行した場合、旧製品で作成した検査プログラムをそのまま 読み込むことはできませんが、旧製品で作成した検査プログラムをPowerTestSite用に変換するソフトウエアupis2ptsを無償でご提供しております。(upis2pts は前項の場合もご利用可能です)
    ※ upis2pts について
    旧MS-DOS環境とWindows環境ではPCの実行速度などが全く同じではないことから、upis2ptsで変換・作成されたWindows版の検査プログラムは100%の動作保証を行っておりません。変換された検査プログラムの中にタイマーステップなどを挿入するなどの作業が必要になる場合があります。

製品付帯情報

製品付帯情報

電源自動検査システムPW-800システム構成ガイド
電源評価ソフトウェア「TP」について
当社「電源自動試験システム」の歴史と系譜

電源自動検査システム導入のポイント

テクニカルレポート

テクニカルレポート

計測の精度と確度について
Reading(リーディング)誤差について
リップルノイズの多チャンネル
自動測定
リップルノイズ測定用差動プローブ
リップルノイズ測定と誤差の要因
校正サービスと各種校正書類について
有寿命部品と機器の故障(寿命)
について

製品FAQ(技術サポート)

検査成績書および証明書類

パワエレ事業のガイド