カットオフ周波数って、そもそもナニ?

はじめに
オーディオや電子回路に興味を持つと、”カットオフ周波数”という言葉を耳にすることがあります。初心者には少し難しく聞こえるかもしれませんが、実はそれほど複雑なものではありません。今回は、このカットオフ周波数について、わかりやすく説明します。
カットオフ周波数とは?
カットオフ周波数は、フィルターが特定の周波数を「カットオフ」、つまり減衰させ始める地点のことを指します。一種の境界線のようなもので、ここを境にフィルターは信号の一部を減衰させたり、通過させたりします。
フィルターって何?
フィルターは、特定の周波数成分を通したり、ブロックしたりするためのツールです。たとえば、オーディオ機器のイコライザーを考えてみてください。低音や高音を調整することで、音楽の聴こえ方を変えることができます。フィルターはそのうちの一部の周波数を調整するために使われるのです。
主なフィルター
LPF(ローパスフィルター): 低い周波数は通過させ、高い周波数は減衰させます。
HPF(ハイパスフィルター): 高い周波数は通過させ、低い周波数は減衰させます。
BPF(バンドパスフィルター): 特定の周波数帯だけを通過させます。
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カットオフ周波数の決め方
カットオフ周波数は、フィルターの設計によって決まります。どの周波数を通過させ、どの周波数を減衰させたいのか、目的に応じて設定されます。一般的に(LPFの場合)信号が -3dB減衰するポイント(周波数)をカットオフ周波数と呼びます。
たとえば、あるスピーカーシステムでは、ローパスフィルターを使って、特定の高音域を落とし、低音を強調することができます。それぞれのフィルターには「減衰率」があり、カットオフ周波数を境に信号は徐々に減衰します。
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まとめ
カットオフ周波数は、オーディオや電子回路で重要な役割を果たし、目的に応じて音や信号の一部をコントロールするために使われます。この概念を理解することは、オーディオ設定や電子プロジェクトをより深く理解するための第一歩です。これを機にカットオフ周波数についてもっと調べてみるのも良いかもしれませんね!

