FEシリーズは、地上波デジタル放送におけるハイビジョンの普及と、4K、8K放送の試験開始に伴い市場にリリースされている4Kテレビ等に実装された超解像技術を受けて、映像制作などの分野における二次的応用用途としてご提供するFE超解像ユニットです。

エッジ強調に代表される高画質化処理とは一線を画し、従来型超解像技術である再構成型超解像技術とは異なるフレーム内処理非線形超解像技術を採用しております。この技術では、フレーム内処理の利点として挙げられる低レイテンシーと、画像処理におけるディレイを最小限に抑える効果があります。これはライブ映像や画像処理系にも有効で、従来の超解像技術では使用できなかった用途に応用できます。また、静止画やアニメーション映像などにも効果的です。
適用範囲の広いFE超解像技術が実装されたFEシリーズは、様々な分野、用途においてご活用頂けます。


ナイキスト周波数を超える独自技術「FE超解像エンジン」

FEシリーズが提唱する超解像技術は、「現映像が有しない周波数成分を復元する技術」と定義しております。この定義に対して非線形処理による超解像化で実現した超解像技術は周波数成分を拡大する特徴を有するため、英語表記(Frequency Expansion)した際の頭文字をとって「FE超解像エンジン」と命名し、この超解像エンジンを実装した製品をFEシリーズとしてリリースしております。
FE超解像エンジンは、入力信号に対しHPフィルタ、3乗処理、リミッター、加算器にて入力信号に周波数成分を加算して処理結果を得るシンプルな回路構成です。
FE超解像エンジンの特徴は大きく「アップスケーリング」と「リマスタリング」の二つの機能を提供しております。
アップスケーリングは、映像を拡大する際に生じるボケをFE超解像エンジンによって抑え、解像度感の改善を図ります。拡大は映像のボケを生むため、FE超解像エンジンの効き味が最も効果的となります。
リマスタリングは、サンプリング周波数の1/2で折り返されている映像に対してFE超解像エンジンで周波数成分を拡大することにより解像度感を改善します。
アップスケーリングに比べてボケ感が少ないため、疑似フォーカス効果の効いた結果になります。

FE超解像処理画像サンプル

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※この画像は、実機からの出力映像より抽出してWeb公開用にクリッピング・リサイズしたものです。
実際の出力映像は、パラメータの調整により様々な処理結果が得られます。


自由度の高いパラメータ調整で欲しい画質を自在に作る

FEシリーズは、各機種共通のFE超解像の効果を決めるパラメータ設定値を5つ提供しております。
Alpha(H/V)、Beta、スレッショルド(Max/Min)のパラメーターをダイナミックに調整することにより、さまざまな映像に超解像効果を付与することが可能となります。
パラメータ設定値 FE-B1-PRO FE-R1EX
AlphaH 0 ~ 4000 0 ~ 4000
AlphaV 0 ~ 4000 0 ~ 4000
Beta 0 ~ 200 0 ~ 200
ThrMax ThrMin ~ 200 ThrMin ~ 200
ThrMin 0 ~ ThrMax 0 ~ ThrMax
FE超解像テクノロジーをさらに詳しくご紹介 → http://www.nl-superresolution.com

シリーズラインナップ

FE-R1EX

1U サイズのラックマウントユニット。
画像処理システムへの組み込みに。

FE-B1-PRO

据置型の小型・軽量ユニット。
場所を選ばず設置可能。

オーダリングインフォメーション

製品名 型名 備考
FE-B1-PRO FE-B1本体 FE-B1-PRO 1.5G/3G-SDI入力、1.5G/3G出力もしくは、HDMI出力
(モードにより切換)
FE コントロールツール(B1用) FE-B1-CT 専用サーフェーサー及び制御ソフトウェア
ACアダプター FE-B1-PWR 入力:AC100~240V / 出力 DC12V(センタープラス)
FE-R1EX FE-R1EX 本体 FE-R1EX 1.5G/3G-SDI入力、1.5G/3G出力及びHDMI出力
FE コントロールツール(R1EX用) FE-R1EX-CT 専用サーフェーサー及び制御ソフトウェア及びTangentWave elementsをセレクト

製品仕様

FE-B1-PRO FE-R1EX
入力 出力 入力 出力
HD→HD HD→4K HD→HD HD→4K 4K→4K
ビデオ
対応規格 SMPTE292M
SMPTE424M
SMPTE292M
SMPTE424M
HDMI 1.4a*1 SMPTE292M
SMPTE424M
SMPTE292M
SMPTE424M
HDMI 1.4a *1
コネクタ形状 BNC-J BNC-J HDMI Type A BNC-J BNC-J
HDMI Type A
BNC-J(スルー出力)
BNC-J(スルー出力)
 コネクタ数  1  1  4  4  1 4
1
1(スルー出力) 1(スルー出力)
チャンネル数 1 1 1 1
ビット深度 10bit 10bit 10bit 10bit
量子化範囲 Limited Limited or Full Limited Limited Limited
Limited or Full
映像形式 YCbCr 4:2:2 YCbCr 4:2:2 YCbCr 4:2:2 YCbCr 4:2:2
REF入力 なし あり(スルー出力)
オーディオ
SDI信号 Embedded Audio*2 Embedded Audio*2 Embedded Audio*2 Embedded Audio*2
HDMI信号
ホスト
ホストI/F USB2.0 USB2.0
コネクタ Mini-B TypeB
主な機能 コマンドによる制御 コマンドによる制御

一般仕様

FE-B1-PRO FE-R1EX
外形寸法 116 (W) × 54 (H) × 226 (D) mm 482.6 (W) × 44 (H) × 230 (D) mm
質量 0.85kg 3.65kg
電源 AC100 ~ 240V DC12V ± 10% AC100 ~ 240V 2 重化電源
消費電力 16W 40W
使用環境 動作温度 0℃~ 40℃ ( ※直射日光は避けてください )
動作湿度 25% ~ 80%(※結露無きこと)
保存環境 保存温度 -20℃~ 60℃ ( ※直射日光は避けてください )
保存温度 5% ~ 90% ( ※結露無きこと )
※ 記載の仕様・形状等は、改良により予告なしに変更されることがあります。

ダウンロード

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FEシリーズ カタログ

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FE-B1 外観図PDF

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FE-R1 外観図PDF