ECUって、そもそもナニ?
ECUとは、Electronic Control Unit(エレクトロニック・コントロール・ユニット) の略称で、車両に搭載される各種制御用のコンピュータ を指します。
もともとは Engine Control Unit(エンジン制御ユニット) の略として、エンジンの噴射量や点火タイミングなどを制御する目的で使われていました。
ECUの役割と変遷
車両の電子化・電動化が進むにつれ、ECUの役割はエンジン制御にとどまらず、さまざまな領域へと広がっています。
現在では、
- HEVやEVにおけるバッテリーの監視・制御
- モーターやインバータの制御
- 車両全体の状態監視や各種システム制御
など、幅広い用途で使用されています。
このようにエンジン制御に限らず、電動化関連の制御にも使われるようになったことから、文脈によっては Electric Control Unit と表現される場合もあります。
なぜECUが重要?
ECUは、センサからの情報をもとに演算を行い、各装置へ適切な制御指令を出します。
これにより、
- 安全性の向上
- 燃費・電費の改善
- 快適な走行の実現
が可能になります。
ECUと車載システム
1台の車両には、用途ごとに複数のECUが搭載されており、互いに通信しながら車両全体を制御しています。
まとめ
ECUとは、
- 車両の各種制御を担うコンピュータ
- エンジン制御から始まり、役割が拡大
- 現在では電動化車両にも不可欠な存在
という位置づけの装置です。

