熱電対って、そもそもナニ?

熱電対とは?

熱電対は、2種類の異なる金属線を繋いだものを使って「温度」を測定するためのセンサーです。

どうやって温度を測るの?

12種類の金属線(AとB)を、片方の端でくっつけて「接点(接合点)」を作ります。
2その「接点」に熱をあてたり、冷やしたりします。
3そうすると、「熱電効果(ゼーベック効果)」によって、もう一方の端に電圧が発生します。
4この電圧の大きさは、接点の温度によって変わります。
5このときの電圧を測れば、接点の温度がわかるのです。

特徴と使われる場所

特徴

  • 作りがシンプルで丈夫
  • 幅広い温度範囲を測定できる(-200℃~1700℃くらい)
  • 応答が早い
  • 安価

使われる場所

  • 工場・発電所の炉の温度管理
  • 家庭のガス給湯器やガスコンロ
  • 自動車、電子レンジ、空調機、理科の実験 など

まとめ

  • 2種類の金属でできている
  • 温度差で2種類の金属間に微小な電圧が生まれる
  • その電圧の大きさから所定の計算をすることにより温度がわかる

シンプルで使いやすい、温度計測の定番アイテムです!

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