熱電対って、そもそもナニ?

熱電対とは?
熱電対は、2種類の異なる金属線を繋いだものを使って「温度」を測定するためのセンサーです。
どうやって温度を測るの?

1 | 2種類の金属線(AとB)を、片方の端でくっつけて「接点(接合点)」を作ります。 |
2 | その「接点」に熱をあてたり、冷やしたりします。 |
3 | そうすると、「熱電効果(ゼーベック効果)」によって、もう一方の端に電圧が発生します。 |
4 | この電圧の大きさは、接点の温度によって変わります。 |
5 | このときの電圧を測れば、接点の温度がわかるのです。 |
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特徴と使われる場所
特徴
- 作りがシンプルで丈夫
- 幅広い温度範囲を測定できる(-200℃~1700℃くらい)
- 応答が早い
- 安価
使われる場所
- 工場・発電所の炉の温度管理
- 家庭のガス給湯器やガスコンロ
- 自動車、電子レンジ、空調機、理科の実験 など
まとめ
- 2種類の金属でできている
- 温度差で2種類の金属間に微小な電圧が生まれる
- その電圧の大きさから所定の計算をすることにより温度がわかる
シンプルで使いやすい、温度計測の定番アイテムです!
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2016-07-29