- 9種類の負荷モジュールから選択して使用可能
- オプションでGP-IBやUSBなどの追加も可能
- PCによる自動化に対応
CC, CRの負荷モードのみに特化した150Wデュアルチャンネルの電子負荷モジュールです。コストパフォーマンスに優れた多チャンネルシステムの構築が可能です。
¥200,000(本体標準価格・税抜)
お気軽にお問い合わせください。044-223-79509:00-18:00 [土日・祝日除く]
お問い合わせ特長
・簡単操作!大型ディスプレイとロータリーノブを採用
・2ch同時に電圧・電流・電力の測定値をリアルタイム表示
・5桁1/2まで高分解能で表示
・負荷チャンネル間は絶縁仕様
・過電流試験に便利なOCP試験機能をファンクションとして用意
多様な負荷モジュールをスマートに収納する専用フレーム
フレームは1台で最大8チャンネルまで対応(デュアルチャンネル実装時)。コンパクトなシステム構築が可能となります。
※右はデュアルチャンネルモジュール4台を実装した例
・トータル150種類メモリとプログラムシーケンス機能
・RS-232C, GP-IB, USB, LANから選べるインターフェース(工場出荷オプション)
仕様
型名 | 3332F-08 | |||
---|---|---|---|---|
チャンネル | A, B 同仕様 | |||
最大定格 | 電力 | 150W | ||
電流 | 0 - 24A | |||
電圧 | 0 - 80V | |||
最小動作電圧 | 0.8V @ 24A | |||
設定部 |
||||
定電流設定 CC MODE | レンジ *1 | L | 0 - 2.4A | |
H | 0 - 24A | |||
分解能 | L | 0.04mA | ||
H | 0.4mA | |||
確度 | ± 0.2% of (Setting + Range) | |||
定抵抗設定 CR MODE | レンジ | L | 3.33Ω - 199.8kΩ | |
H | 33.3mΩ - 3.33Ω | |||
分解能 | L | 55.55μΩ | ||
H | 5μS | |||
確度 | ± 0.4% of (Setting + Range) | |||
ダイナミック設定 (CC MODE) | 時間設定 | Thigh & Tlow | 0.010msec - 9.999msec / 99.99msec / 999.9msec / 9999msec |
|
分解能 | 0.001msec / 0.01msec / 0.1msec / 1msec | |||
確度 | 1usec / 10usec / 100usec / 1msec + 50ppm | |||
応答設定 [mA/usec] | 1.6 - 100 / 16 - 1,000 | |||
分解能 | L | 0.4mA | ||
H | 4mA | |||
確度 | ±10% of (Setting + 10 usec) | |||
最小立上時間 | 24usec (代表値) | |||
電流設定 | ※ 定電流設定 CC MODE と同仕様 | |||
測定部 |
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電圧測定 (V Meter) | レンジ | L | 0 - 6V | |
H | 0 - 80V | |||
分解能 | L | 0.135mV | ||
H | 1.35mV | |||
確度 | ± 0.05% of (Reading + Range) | |||
電流測定 (A Meter) | レンジ | L | 0 - 2.4A | |
H | 0 - 24A | |||
分解能 | L | 0.04mA | ||
H | 0.4mA | |||
確度 | ± 0.2% of (Reading + Range) | |||
電力測定 (W Meter) | レンジ | 0 - 120W | ||
確度 *2 | ± 0.2% of (Reading + Range) | |||
プログラムモード (メインフレーム) |
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シーケンス番号 | F1-9/16 ステップ | |||
T1/T2 (休止時間) | 0.1sec - 9.9sec / リピート 9,999 | |||
GO/NG 判定 | 電圧 / 電流 / 電力 | |||
保護機能 |
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過電力保護 | 定格電力 * 105% | |||
過電流保護 | 定格電流 * 105% | |||
過電圧保護 | 定格電圧 * 105% | |||
過熱保護 | YES | |||
逆接続保護 | NO | |||
インターフェース(メインフレーム) |
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RS-232 | オプション | |||
GPIB | オプション | |||
USB | オプション | |||
Ethernet | オプション | |||
Remote Controller | オプション | |||
一般仕様 |
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Load On 電圧 | レンジ | 0.1 - 25.0V | ||
分解能 | 0.1V | |||
確度 | 2% of Setting + 0.25V | |||
Load Off 電圧 | レンジ | 0 - 25.0V | ||
分解能 | 1.35mV | |||
確度 | ±0.05% of (Reading + Range) | |||
ショート時の最大電流 | 24A | |||
内部抵抗 (代表値) | 0.03333Ω | |||
温度係数 | 100ppm/℃ (代表値) | |||
電源供給 | メインフレームから供給 | |||
動作温度 *3 | 0 - 40℃ | |||
動作湿度 | 20 - 85%RH (結露しないこと) | |||
保管温度 | -20 - 70℃ | |||
保管湿度 | 20 - 85%RH (結露しないこと) | |||
耐電圧 *4 | 入力 - FG間 | AC1500V,1分間 | ||
入力 - 負荷端子間 | AC3000V,1分間 | |||
外形寸法 (H × W × D) [mm] | 143 × 108 × 405 | |||
質量 | 3.5 kg | |||
適用安全規格 | CE |
*1 : レンジは自動切り替えとなります。定電流モード(CC)のみレンジⅡに固定設定出来ます。
*2 : (電力フルスケール) = (電圧レンジフルスケール) × (電流レンジフルスケール)
*3 : 動作温度範囲は0~40℃、最適温度は25℃±5℃です。
*4 : 3300Fシリーズと組み合わせたときの条件です。
負荷フレーム型名 | 3302F | 3305F | 3300F |
---|---|---|---|
チャンネル数 | 1 | 2 | 4 |
インターフェース | RS-232C, GP-IB, USB, LANの4種から選択できます(オプション) | ||
外部制御入力 | 0~10V(BNC) ※デュアルCHモジュールは非対応です。 |
||
消費電力 (負荷モジュール全実装時) | 28VA | 48VA | 96VA |
電源電圧 | AC100V±10%/AC200V±10% (背面パネルスイッチで切り替え) |
||
外形寸法 (突起物含まず) | W160 × H177 × D452 mm | W270 × H177 × D452mm | W440 × H177 × D455 mm |
質量 | 5.5kg | 7.5kg | 9.3kg |
本体標準価格(税抜):¥200,000
2023年3月版
型名 | 電圧 | 電流 | 容量 | 負荷モード | インターフェース | 標準価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|
3332F-08 | 80V | 24A | 150W×2(*1) | CC, CR, DYN, Short | USB、RS-232C LAN、GP-IB(*2) |
¥200,000 |
*1 : 負荷チャンネル間は絶縁されています。
*2 : 3300Fシリーズメインフレーム(3300F:4ch、3305F:2ch、3302F:1ch)のリモートインターフェースオプションとなります。フレームの価格はこちらをご参照ください。
アプリケーション
負荷電流の遅延が発生しないマスタースレーブ並列運転動作
マスタースレーブ並列制御方式では、通信機能を持つRS-422やRS-485などが一般的に使用されています。直流電源では遅延の影響はありませんが、電子負荷では負荷応答が遅延する欠点があります。QL-Dシリーズは、アナログ制御方式とマルチチャンネル同期運転方式を採用し、並列運転時の負荷電流が遅延せず同期して動作することが可能です。
回生能力のあるDCモーター試験の制動時に発生する逆起電力保護
DCモーター試験では、機械的な制動時(例:ブレーキ等)に逆起電力が発生します。一般的な電子負荷はCVモードが遅い為、逆起電力全てを吸収することができませんが、当社高速応答電子負荷は、定電圧(CV)モードの応答開始時間が2msecと高速応答の為、逆起電力を遅れなく消費させることが可能です。
定電流電源の評価試験に最適な高速応答電子負荷
定電流電源の試験には電子負荷の定電圧(CV)モードを用いて試験しますが、負荷動作になる前に定電流電源の電圧が過電圧まで出力し、保護動作となり電源が起動することができません。当社高速応答電子負荷は、定電圧(CV)モードの応答開始時間が2msecと高速応答のため、問題なく定電流電源を起動することができます。
大容量パワーコンディショナー(PCS)の評価・試験方法について
パワーコンディショナーの評価・試験において、PV入力模擬用に直流電源、系統模擬用に交流電源、工場内/店舗内負荷模擬用に交流電子負荷、各種電圧・電流測定用にパワーメータを使用します。電源機器の使い方を工夫することで、製品種類が多い汎用電源機器で構築することが可能です。効率測定や環境変化時(入力電圧変動など)の動作確認など規格試験以外の評価・試験あれば、導入コストも抑えることができます。
高速応答電子負荷を用いた三相インバータ用電流センサの評価
複数の高速応答電子負荷を外部制御(EXT)モードで同期運転させることにより、1000A以上の大電流で電流センサの電流応答を評価できます。実験例として、LN-1000Aを10台使用した場合、1200Aの負荷電流において100A/μsの立ち上がり時間での電流応答が可能となり、次世代電流センサなどの評価に使用できるアプリケーションとなります。
選定・搬入のご注意
機器選定について
- 瞬時過電圧が発生する可能性のあるD.U.T(被試験物)を接続する際は、定格電圧に十分余裕のある機器をご選定ください。
- 当社電子負荷はレンジ幅が広くなっております。印加電圧、負荷電流に対し電力制限が掛かる場合がございますのでご注意ください。
- 0V付近からの低電圧領域での負荷動作を御所望の場合は当社ドロッパータイプの最小動作電圧がない電子負荷をご選定ください。
設置について
- 製品への供給電源はお客様にてご準備ください。
- D.U.T(被試験物)と製品との距離はノイズや配線抵抗等の影響があるため、できる限り近い距離でご使用ください。
- 負荷線は、短く、太い電線をご準備ください。
- 大電流を急速にオフした場合、負荷線のインダクタンス成分により逆起電力が発生して過電圧印加となる可能性がありますのでご配慮ください。
- 電子負荷へ負荷電圧をブレーカー等のスイッチにより印加する場合、負荷装置はLOADをオフの状態で行ってください。
- 電子負荷は空冷用ファンを内蔵しています。設置時に空気の吸入口及び排気口をふさがないようご注意ください。
- 当社製品は産業用の装置として設計・製造されており、ハイセイフティ用途(*)への使用を想定した製品ではございません。予めご了承ください。
(* ハイセイフティ用途とは、極めて高度な信頼性や安全性が要求され、機器の故障や誤動作により、信頼性や安全性が確保されない場合、生命、身体や財産等に損害を及ぼす恐れがある用途のことを言います) - 製品ご利用前には、マニュアル記載の注意事項を必ずご一読ください。
上記を考慮せず製品を選定、ご使用になった場合、装置が停止、あるいは故障する原因となります。ご注意下さい。
搬入について
- 大型機器の搬入に際しましては、建物入口の高さや設置場所までの搬入経路の確認をお願いいたします。
- 製品のご納入は、原則として「国内指定場所での車上渡し」とさせていただきます。大型機器などの荷降ろし以降の作業はお客様にて実施をお願いいたします。
- 時間指定の配送や荷降ろし、現地試運転などの作業は、別途お見積もりのうえ当社にて承ります。ご注文の際にお申し付けください。
保守サービス
修理・校正のご案内
当社では、随時製品の修理および校正のご依頼を承っております。一部の製品を除き、原則定額料金で対応させていただいております。消耗品交換・メンテナンスの実施について
製品を長く安全にご利用いただくため、当社では年に一度の定期的な点検をお勧めしております。以下に、ご利用年数における交換推奨部品をまとめました。ご参照いただき、メンテナンスをご検討ください。ご不明な点等ございましたら、お買い上げの代理店にお問い合わせいただくか、こちらよりお気軽にお問い合わせください。
FAQ
以下をクリックしてご覧ください
3300Fシリーズ (5)
直流電子負荷「3310Fシリーズ】の測定値(電圧・電流)は、約50[ms]毎に1回、測定データを取得しています。
直流電子負荷 3300F(4chフレーム)において,RS-232C通信でGLOB:MEAS:VOLT?を連続的に送信するときは,送信するコマンド間に250ms程度のインターバルが必要となります。
つまり,250ms間隔で測定電圧値を取得することができます。
直流電子負荷3310Fシリーズに搭載されているOPCテスト機能において、各ステップの電流の時間幅は100msとなります。
また、次のステップの電流値に到達するまでの時間は、電子負荷の定格電流と分割ステップ数によって決まります。
3332FのCCモードでの負荷電流設定は、常にHigh設定値>Low設定値になるように設定してください。High設定値がフルスケールよりも小さい値になっていると、それ以上の値を設定できなくなります。
3300F/Gシリーズ デュアルチャンネルの電子負荷で、 両チャンネルを同時にLOAD ONするための機能やリモートコマンドは 実装されていません。
模擬的に同時にLOAD ONにする方法としては、リモートコマンドを使って、
AチャンネルLOAD ON → Bチャンネルに切換え → BチャンネルLOAD ON
とする方法があります。
この場合、AチャンネルがLOAD ONになってからBチャンネルがLOAD ONになるまでに、 コマンド送信とコマンド処理のタイムラグが発生します。