Scideam(サイディーム)は、電源開発、パワーエレクトロニクス開発に特化した「電源回路をシミュレーションするための」高速回路シミュレーターです。
25年以上の歴史のある演算アルゴリズムと新たに開発した回路エディター、波形ビューワーにより快適なシミュレーション環境を提供します。

一般的な汎用のシミュレーションソフトウェアを使ってスイッチング電源回路のシミュレーションを行うと膨大な時間がかかることがありますがScideamはスイッチング電源回路用に最適化されており、最新のUIで高い操作性を備え、驚くほど短時間でシミュレーション結果を得ることができます。

SCATからScideamへ(Tech-On!掲載 技術情報を元に再編)

Scideamの前身となるSCAT ( Switching Converter Analysis Tool ) は、崇城大学エネルギーエレクトロニクス研究所(EEL)の解析・シミュレーション部門所属の中原正俊教授によって独自に開発されました。

高速性、安定性、正確性を全て備え、かつ、ステップ時間の自動設定や定常状態瞬時計算などの独創的なアルゴリズムを搭載しており、他のシミュレータの追従を全く許しません。

企業や教育機関で多くご採用いただいた実績を生み出した高い性能は、Scideamの基盤となっております。

■高速、安定、高精度アルゴリズム
一般シミュレータと比較して数百倍から数千倍のシミュレーション速度を誇ります。

■ステップ時間の自動最適設定
自動最適化されているため設定は不要です。

■高精度のON/OFFスイッチング動作解析
高速安定性を損なうことなくON/OFFスイッチング動作解析を厳密に行います。

■大規模回路シミュレーション
素子数が数百の大規模回路でも安定にシミュレーションができます。

■リアルタイム表示
シミュレーションは全てメモリ上で行われ経過はリアルタイムで確認できます。

■インタラクティブシミュレーション
いつでもシミュレーションの中止、再開、パラメータ変更などが可能です。

■オールインワン
回路エディタ、波形表示を全て含んだオールインワンソフトです。

高速安定解析の歴史

サイディームに組み込まれている演算アルゴリズムは、中原正俊氏(崇城大学名誉教授、スマートエナジー研究所技術顧問)によって開発され、SCAT、SCALEという国産のシミュレーターとして25年以上にわたり多くのエンジニアに寄り添ってきました。これまで、時代とともにアナログ設計、デジタル制御、モデルベース開発へと進化を続け、今、新しいソフトウェアとして生まれ変わります。

大量の波形データ処理

モデルの複雑さとともに増えていく大量の解析結果、ときにその容量はギガバイトに達してしまいます。サイディームの波形ビューワーは、大量のデータを一度に扱うことができ、かつ、使いやすいインターフェースになるようゼロから設計しました。波形処理はハードウェアアクセラレーションにより、PCの性能を最大限発揮しながら、快適な解析を実現しています。

再設計された最新のUI

マウス操作の導線やクリックの回数など、ユーザーの操作に無駄がないように何度も試作を繰り返し、アイコンのデザインからボタンのレイアウトまで、一目でやりたいことにアクセスできるよう整理されたUIを目指しました。回路作成、修正、パラメーターの変更、プログラミング、そしてシミュレーションという一連の動作がスムーズに行える、洗練された操作性を実現します。

SPICE系シミュレータ―との違い

SPICE系のツールは、部品メーカーの提供する多くのモデルがある汎用のシミュレーターであり、特に、部品の特性解析やノイズ解析など高周波領域における、素子や回路の解析に適しています。一方、サイディームは、理想素子モデルを用いた、スイッチング動作に優れた計算性能を発揮するシミュレーターであり、高周波領域から低周波領域まで、システム全体の解析に適しています。

適用分野

自動車、車載電源、電装機器、航空・宇宙、鉄道、船舶
再生可能エネルギー、蓄電システム、無停電装置(UPS
家電・民生、標準電源

※SCALEユーザー様へのお知らせ

ライセンス形態の変更に伴いまして、SCALEは今後、サイディームのバンドル(付属)製品としてご提供させていただきます。
最新のSCALEは常に最新のサイディームにバンドルされ、保守契約をご継続いただくことにより、常に最新のSCALE、及びサイディームをお使いいただくことが可能です。

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