計測技術研究所の周波数変換器は、三相15kVA~三相90kVA出力と大容量に特化したパワーバンドをラインナップしております。航空/船舶部品における品質保証(QA)や製造、定期検査用向けの400Hz入力電圧源から、航空機/船舶用の地上用電源まで用途に合わせて選定可能です。また一体型のPWM方式(スイッチング)を採用し、省スペースかつローコストを実現しております。

航空機に搭載される設備の試験

航空機イメージ

航空機や船舶などの電源周波数400Hzに対応した設備の地上での試験に最適です。

格納庫(ハンガー)内の地上用電源用途

電源ケーブル長が遠距離の場合に生じる電圧降下をキャンセルする、電圧リモートセンスが標準搭載されております。供給電源と機体が離れて使用する格納庫(ハンガー)内の設置に最適です。

周波数変換器とは?

「ある国や地域の電力供給の周波数(例:50Hzや60Hz)を別の周波数に変える電源装置」です。

周波数変換器は何のために必要?

一般的な家庭のコンセントは交流電圧100V(50Hzまたは60Hz) が出力されていますが、これは日本国内での話で、海外では様々な電圧が使われています。
また産業用機器や航空機や船舶において、商用周波数である50Hzや60Hzでは動作しない機器もあります。

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周波数変換器とは?

このように世界や産業機器には様々な電源電圧や周波数が存在しており、海外向けの製品を輸出するときは輸出先の国の電源電圧や周波数で動作を試験することが必要です。このような場合に交流電源や周波数変換器がお役に立ちます。輸出先の国の電圧や周波数をワンタッチで出力することができますので、 簡単に試験することができるわけです。

また、最近の日本ではコンセントの電圧(100V)が大きく変動することは無く、停電もめったに有りません。しかし世界の国々では電源事情が悪いところもあるため、交流電源により電圧変動や停電をシミュレーションした試験にも使われています。周波数については50/60Hz が主流となっていますが、船舶や航空機内では400Hz などの高い周波数の電源が使われており、そのような場合でも交流電源を周波数変換器として使用し高い周波数の電圧を出力して各種試験に活用することができます。