BCDって、そもそもナニ?

BCDとは
BCD(Binary Coded Decimal)は、主にコンピュータ(CPU)内部の処理で使われる処理手法で日本語では「2進化10進数」と呼ばれますが、これだけでは何が何だかさっぱりわかりませんね。CPUが数値を処理するときは2進数で行われますが、これは人間にとっては非常にわかりにくいものです。
2進数の0は0で10進数と変わりませんが、例えば10進数の45を2進数で表すと、101101となり
ます。このように1と0が並んでいる2進数をひと目見て10進数の45を表しているとわかる人はほとんどいないと思います。 BCDは、これを少しでも人間にわかりやすくしたものとお考え下さい。
2進数との比較
10進数と2進数、BCDを比較すると次のようになります。
| 10進数 | 2進数 | BCD |
| 12 | 0001100 | 0001 0010 |
| 23 | 0010111 | 0010 0011 |
| 34 | 0100010 | 0011 0100 |
| 45 | 0101101 | 0100 0101 |
| 123 | 1111011 | 0001 0010 0011 |
このように、BCDは10進数のそれぞれの桁(0~9)を2進数に変換し、それぞれの桁の間にスペース(空白)を挿入して表したものです。つまり、BCDに現れる2進数は0~9のみとなりますので、純粋な2進数よりも人間にとって格段に読みやすくなると言う訳です。ちなみに、2進数の0~9は以下のようになります。
| 10進数 | 2進数 |
| 0 | 0000 |
| 1 | 0001 |
| 2 | 0010 |
| 3 | 0011 |
| 4 | 0100 |
| 5 | 0101 |
| 6 | 0110 |
| 7 | 0111 |
| 8 | 1000 |
| 9 | 1001 |
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