KGの通称

当社は計測技術研究所(読みは けいそくぎじゅつけんきゅうしょ)という長い社名というのもあり、永年に渡りお客様から通称としてKG(ケージー)と呼ばれております。

計測技術研究所

KGの特長・強み

KGの経営特長

KGは創業理念である「エンジニアが生き生きと働ける自由な会社」に基づき、「全従業員の為の会社」という精神を大事にして、以下のことを一貫して守り続けてきた会社です



・同族経営をしない(歴代社長全員が非同族です)
・縁故者を雇い入れない
・業績に伴った公平な利益分配
・社員の誰もが経営者になれる機会・可能性があること
・安定した財務基盤(B/S)を地道に積み上げていく
・独立独歩のブランドであり、他社から干渉を受けない経営体制
・従業員持株会制度により社員が会社の株主となり業績により成果配分として配当を受け取れること(従業員の経営参加)

KGのスローガン

KGのスローガンには会社として大事にしている価値観や想いが込められています

「エンジニアが生き生きと働ける自由な会社」を創業理念として会社が盛代(活気がみなぎっていてにぎわった場所)でありたいとの想いが込められたスローガンです

「お客様の創造」がコアバリューの会社=研究所でありたいという想いが込められたスローガンです

唯一無二の「独自性」を目指して「違い」を表現・発信し続ける創造的企業でありたいとの想いが込められたスローガンです

事業活動領域(Domain)を示して、その試験と計測でのプロフェッショナル集団としての想いが込められたスローガンです

KGの会社特長

・計測器メーカーの為、入れて終わりでなく保守サービス(修理や校正)を通じ永年に渡りお客様とのお付き合いが続きます
・取引先は大手大企業が殆どです。研究開発部門向けが多く、最先端のパワエレ技術開発案件に携われます
・設計開発をメインとしたファブレスメーカー(工場や生産部門を持たないメーカー)です。生産は基本的に外注取引先様(EMS)が主で、KGは生産管理、品質管理、受入出荷試験検査や調整、試験システムや大型機器の組立をメインとしています。
・本社・日吉事業所、商品センターはいずれも自社保有建物(土地所有)であり、自社での改修やレイアウト変更に自由度が高く建物内は空調完備で1年中過ごしやすい環境です
・基本的に転勤がない会社ですので、将来的にご自宅の購入や子育て含めワークライフバランスが取りやすく自身のキャリアアップとともに末長く働いていただける環境です
・中小企業なので、一人一人の仕事範囲や裁量が広めです。専門以外の周辺も広く学ぶことが出来ます
・「ものづくり」の役割工程が凝縮されていますので、それらを一貫して企画から担当として携わることが出来ます
・比較的組織の壁がなく伸び伸びと能力を伸ばせる環境です
・意欲・能力・KGでの実績があれば、年齢、性別に関わらず責任ある役職を得ることが出来ます
・中小企業ならではの決断スピードや対応があるので、新しいことやチャレンジが生まれやすい、しやすい環境です

KGの社風

・非オーナー企業であり、会社経営と従業員(従業員持株制度あり)が比較的近い関係にあります
・技術職の従業員が多い会社で、比較的物静かな雰囲気があります
・派手さはありませんが、地道にものごとに粘り強く取り組む姿勢があります
・伝統的に役職名は使わず名前で呼びあっており、比較的フラットな雰囲気があります

事業(パワエレ)特長・強み

・パワエレは電動化(EV)に代表される昨今急速に注目されてます。将来的にも堅調に市場が推移していく分野です
・1980年の事業開始以来パワエレ試験&計測に携わって約40有余年の長い歴史があります
・パワエレは地道な分野です。コツコツ地道に継続することが得意です
・永年培ってきた、単品や制御ソフト・治具を組み合わせた試験システム(SI:システムインテグレーション)が得意です
・KG自社製品だけでなく他社の多種多様な計測器を日常的に扱えます(オシロスコープやパワーメータ、デジタルマルチメータなど)
・パワエレは重要な電気エネルギーの技術分野であり、仕事を通して環境保全に直接貢献することが出来るやりがいがあります
・計測器はライフサイクルが長い為、納入後も企画や開発に携わった製品が、市場やお客様の現場で大切に永年に渡り使われ続けて残ります

KG製品のナンバーワン、オンリーワン

・標準品として世界No.1の高速電子負荷(高速電流制御)※
世界で唯一の電子計測器であるリップルノイズメータ(リップルとノイズを分離してデジタル表示)
・電源自動検査システム業界シェアNo.1(パイオニアとして40年超) ※
・電子負荷の品揃え業界No.1(専門メーカーならではの品揃え)※

 ※当社調べ

KGの企業理念

KGは企業理念としてMDCVSを掲げております。それぞれについて少し説明をさせて頂きます。

Mission(存在意義・使命)

KGには3つの使命があります
①社会貢献
②お客様満足
③従業員満足

どれもが同じ重みとして考えており、3つがイーブンでありWin-Winの関係になれると信じています。

パワエレを通じて環境保全の一助となる
まさに今時流である環境保全への電力削減に向かって電気エネルギー分野の研究開発に当社は深く携わっています。
事業を通して電力削減の目標に直接的に貢献が出来ます。

モノ・コトによるテストソリューション
KGはプロダクトオリエンテッドでなく、テストオリエンテッドを重視しています。
「試験&計測」に関わるテスターメーカーですので、モノ作りの提供のみならず、お客様の目的である試験評価・検査、アプリケーション、
また永年使われる設備としての保守含めコトを重視したテスト全体の流れのソリューションや対応力が当社の
存在意義をお客様に感じて頂けることと考え、それを大事にしております。

北欧モデルの実現
社員満足では、KG独自標語ですが「北欧モデル」を目指しています。
規模や量を追うのでなく、付加価値を追及して社員一人あたりが豊かになっていく会社を目指しています
従業員満足なくして会社は存在しませんので、社会、お客様、従業員が共栄していけることを信じています。

Domain(活動領域)

「T & M」(Test & Measurement)

KGの活動領域は社名の通り「試験&計測」分野です。この分野でのプロフェッショナルとして新製品上市や
市場活動に臨んでおります。またソリューションやサポート情報として様々な付帯情報も発信し続けています。

CoreValule(最重要価値観)=社是

「お客様の創造」

営業職でも技術職でも総務職でもこれは皆同じです。営業や技術や支援業務を通して
新しいコト・モノを創造することはあくまで手段であり、お客様の創造を会社として最大の目的としています。
新たなお客様との出会いの機会を大事にして、BtoB企業として長くて深い関係に繋げることを最重要価値観としています。
また止めるべきは止め、既存業務は定型化や効率化を行い、創造業務時間の拡大に努めていきます。

Vision(あるべき姿)

「持続的安定成長」

無理な成長に向けた方針でなく、足元を見据えて背伸びをせず、
手の届きそうな目標を目指し安定感の中で持続的に会社や事業成長していくことを目指しています

Strategy(戦略)

「キラリと輝き続ける」
僅かな光かもしれませんが、キラリと輝き続ける企業でありたいと考えており、当社の得意性、独自性を認識、意識した上で、
他社との製品、サービス、対応の違いを感じていただける戦略を主に活動しております。

KGのフィールド

昨今社会インフラとしてエネルギーに対する関心の高まりにより、KGの活躍するフィールドも広がっております。

KGはエネルギーのうち電力分野であるパワーエレクトロニクスと言われる技術分野に携わっており、以前はパワエレというとやや地味な分野でしたが、
近年は急速に脚光を浴びるようになってきました。今後の「電動化」「インバータ化」「HVDC化(高電圧直流)」に向かって重要な技術分野であり、
環境負荷低減には欠かせない技術分野でもあります。

パワーエレクトロニクスとは電力変換技術のことです。
以下3つの技術要素を組み合わせた複合技術のことを一般的には指しています。

①電力機器
②回路・パワー半導体
③制御


KGのお取引き様として大手大企業のお客様がメインとなります。業種は製造業のお客様が殆どで、産業分類としては電気機器、電子部品、輸送機器の3分野
となります。


お客様の納入先部門は

①研究開発部門
②生産・品質管理部門
③設備管理部門

があります。

皆さまもご存じの自動車、バス、飛行機、船舶、建設機械に代表されるEV化は今後益々増えていきます。
また水素社会実現として燃料電池や国防の航空機保守、防衛ミサイルなどにも携わっております。

KGの役割

KGは、パワエレ分野における試験&計測の「テスターメーカー(計測器メーカー)」です。
扱っている製品は、一般的に「計測器」「試験用電源」「電子計測器」などとも呼ばれています。
テスターとは被試験物を試験するための機器のことで、ちょっとややこしいですが「電源を試験するための電源」を作っている会社です。
KGではそのことや領域分野を総称して 「T&M」(Test&measurement)と呼んでいます。
独自ブランドメーカーですので、企画・設計開発、生産管理、技術サポート、保守サービス、品質保証、営業まで全てを担うことを役割としています。

また「計測器メーカー」ならではとして、「保守サービス」があります。
製品は売ったら終わりではなく、アフターフォローも当社の重要な役割のひとつです。
計測器は高価な為、永年に渡りユーザー様で大切にお使いいただくことになります。

皆さんには「高級時計」を想像してもらうと、わかりやすいかと思います。
使ってるうちにベルトが外れたり、針がずれたりした時に修理屋さんに頼んでベルトを修理したり、針がずれたのを戻したりということしますが、それを当社業界の用語としては修理校正という言い方をしています。

またKGの生産・品質管理体系としては「計測器メーカー」として、トレーサビリティチャートと呼ばれる計測器基準となるフロー図があり、
それが国家標準を最上位として紐づいた関係にあり、校正証明された計測器を使用した厳格な管理の中、ものづくり業務を行っています。

ここで「電源」について少しふれておくと
電源」は電子機器の心臓部にあたります。電源がないと当然電子機器は動きません。電力がないと生活が出来ません。
皆さんがお使いのスマホも電源があり、充電が必要です。
それらのスマホなどに組み込まれた電源を試験する為の試験用電源をつくっているのがKGです。

次に「試験」について触れさせて頂きます。
お客様の試験には大きく分けて2つの目的があります。

評価  お客様製品の特性、性能、信頼性、安全性を見る試験
検査  お客様製品の出荷・受入時に規格内に入っているかどうか見る(合否判定)試験

この試験目的、ニーズ、ご用途に合わせた製品や試験システムをご提案やお打ち合わせをして
ご注文を頂いている流れとなります。

KGの製品

KGの製品メニュー

KGの取扱い製品・サービスは以下となります。

①試験用電源
②目黒電波測器(電子計測器)
③電子計測器
④無停電電源装置(UPS)
⑤電源自動試験システム
⑥カスタム試験システム
⑦各種サービス(試験サイト貸出、受託試験など)
⑧保守サービス(修理、校正)

KG製品の役割

KGのパワエレ事業製品は定量的な評価や検査を目的として、 被試験物 (D.U.T) に対し電気的に 「安定化・電力変換」「電圧 / 電流の可変・模擬動作」「測定・基準信号発生」 のふるまいをします。以下が概ねのKG製品の組み合わせ例となります。
試験用電源 ( 電源テスター)の役割は「電源」を試験する為の「電源」であり、 「模擬動作」が主役となります。 電子計測器は基準のもと 「測定」 を行い、 真値に対し定期的な「校正」が必要となるのが特徴です。

試験用電源=被試験物 (D.U.T) の前段・入力側に位置します
電子負荷=被試験物 (D.U.T) の後段・出力側に位置します
電子計測器=被試験物 (D.U.T) を電気的に測定をします

被試験物の種別

パワエレ分野の被試験物 (D.U.T)とそのご用途は多岐に及びますが、 KGの試験用電源 ( 電源テスター)から見た被試験物 (D.U.T)は、主に「お客様の電源 (機器組込含)」となります。 お客様の被試験物 (D.U.T)の持つ特性仕様に合わせて、 試験用電源 ( 電源テスター)や電子計測器を各種ラインナップしています。

KGの未来

「パワエレの未来を生き活きと」

KGが関わるパワエレ技術の分野や市場は輸送機器の電動化(EV化)や再生可能エネルギーなど社会的な大きな流れがあり、今後も市場全体需要は堅調に上昇していくものと予測しております。
時代が変化していく中で、KGはパワエレ「試験&計測」領域において新製品や新サービスを積極的に世の中に上市を行い、社会的使命や貢献の一助を果たしてゆき、
楽しく活力ある会社やパワエレの未来を皆さんと一緒に描いてゆきたいと考えています。

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※2023年10月時点調べ

KGのキャラクター

パワエレ事業製品が「大電力化、高電圧化、大電流化」により機器が大型化していく様子を「大きな象」に例え、主力製品である「直流電源、交流電源、直流電子負荷、交流電子負荷」を「4マス≒4象限」になぞらえ「フォーます」という名称として「象+4マス(帽子)」をイメージキャラクターと致しました。
主人公のフォーますくんを中心に弟のテスますくん、フォーますお父さん、フォーますお母さんがフォーます家の4人家族の構成となります。ホームページ、カタログ、製品出荷の段ボールなど様々なシーンで登場して活躍しているKGのシンボルキャラクターです。