【DARC信号とは?】

◆ DARCとはData Radio Channelの略でNHKにより開発されたFM多重方式です。

◆ DARCの副搬送波周波数は76kHzです。

◆ データレートは16kbpsでMSK変調方式を採用しています。 (MSK:Minimum-Shift Keying)

◆ 副搬送波の変調率は音声信号の大小により自動的に可変します。

◆ その為、DARC信号の変調方式はレベルコントロールを表すLを加えて、LMSK変調と呼ばれます。

【DARC信号の用途と進化】

◆ DARC方式は、放送開始直後は、FM多重文字放送(見えるラジオ)とVICSの提供する交通情報で利用されていました。

◆ しかし、見えるラジオはあまり普及しなかった為現在ではVICSのみで使用されています

【VICSとは?】

◆VICS放送とは、道路交通情報通信システムセンター(VICS センター)が、カーナビゲーション・システム向けに道路交通情報を配信する有料サービスです。

◆VICS放送はスクランブル化されている為、VICS対応受信器でなければ受信できません。

◆そのため、カーナビゲーションシステムには必ずVICSが提供するデスクランブラチップが搭載されています。

【まとめ】

◆DARC信号はVICS(交通情報)を提供する為の元の信号です。

◆VICS情報は現在のカーナビゲーションでは地図上に見える化されて活かされています。

◆弊社ではVICS情報を検証する為の、製品のご提供をしております。
 ⇒ MSG-2174 MSG-2175 お時間ありましたら製品ページもご覧下さい。