電子負荷のビルトインテスト機能

スイッチング電源の出力特性を試験する場合、従来の電子負荷ではGP-IBなどのインターフェースを使って試験プログラムを作成することが必要でしたが、プラグイン電子負荷3300Fシリーズは電子負荷本体にテスト機能を内蔵しており、外部にPCやソフトウェアを用意しなくても電子負荷単体で試験することができます。これにより面倒なプログラムを作成しなくても電子負荷単体で基本的な試験が可能となりますので、試験に必要な工数を削減することができます。
電子負荷のビルトインテスト機能

下の表のようにスイッチング電源試験ではポピュラーなO.C.P.などの試験機能をビルトインテスト機能として内蔵しており、4チャンネルフレームでは負荷電流を全チャンネル同期でON/OFFすることが可能ですので、チャンネル同期が必要な評価試験にも適しています。

試験項目 当社従来製品(3300A) 3300Fシリーズ 備考
負荷変動試験
O.C.P.試験 ×
(別途PCとソフトが必要)
ビルトインテスト機能
O.P.P.試験 ×
(別途PCとソフトが必要)
ビルトインテスト機能
短絡試験 ×
(別途PCとソフトが必要)
ビルトインテスト機能
CH間同期 × 4CHフレームのみ可


 

製品情報
製品名 型名 主な仕様
1チャンネルフレーム 3302F オプションで4種のインターフェース(RS-232C, GP-IB, USB, LAN)から選択可能
2チャンネルフレーム 3305F
4チャンネルフレーム 3300F
負荷モジュール 3310F 60V / 30A / 150W
負荷モジュール 3311F 60V / 60A / 300W
負荷モジュール 3312F 250V / 12A / 300W
負荷モジュール 3314F 500V / 12A / 300W
負荷モジュール 3315F 60V / 15A / 75W