EuP指令対応無負荷電力の検査

EuP指令 (Directive on Eco-Design of Energy Using Products) では、様々な電子機器のエコデザイン要求が出され、多くの電子機器の待機電力やオフモードでの消費電力削減要求が具体化されています。2011 年4月27日からは、ACアダプタなどのAC/DCコンバータにおいて「無負荷 状態の消費電力は0.5Wを超えてはならないこと」になっています。これにともない、0.5W以下という小電力の測定を正確に行うことが必要となります。このアプリケーションでは、交流電源と自動検査ソフトウエアPTSminiによるローコストな検査システムをご紹介します。

検査システムの構成(概要)

一般的に、交流電源に内蔵されている測定機能は高精度ではないため、外部に電力測定器(パワーメータ) が必要となります。しかし、当社交流電源6705に高分解能測定オプションを追加すると、交流電源単体で小電力測定も可能になります。また、自動検査ソフトウエアPTSminiにより、EuP指令に対応した無負荷電 力検査を容易に自動化することが可能です。


 

製品情報
製品名 型名 備考
プログラマブルリニア交流電源 6705
0.1mA/0.01W高分解能測定オプション Opt.623
GP-IBインターフェースオプション Opt.627
ハイエンド多機能電子負荷装置 LN-300A
GP-IBインターフェースオプション LX-OP01
リップルノイズ測定オプション RC-02A リップルノイズ測定をする場合に必要です。
USB/GP-IBコンバータ UV-11
自動検査ソフトウエア PTSmini