真の超解像を実現するFE-B1

FE-B1は、世界初のFE超解像技術を搭載した超解像処理装置です。
FE超解像技術は、独自の画像鮮明アルゴリズムにより超解像処理を実現できる技術です。
ナイキスト周波数を超える成分を独自技術によって生成し、リアル4Kに迫る高精細な映像を超低遅延性能でリアルタイムに創出します。
HD-SDI入力から4本のHDMIを使った4K出力(HD→4Kモード)、HD-SDI入力から1本のHD-SDIを使ったHD出力(HD→HDモード)ができます。
さらに柔軟なパラメータ設定で超解像処理が可能です。

構成図

構成情報

品名 型名 メーカー 数量
FE-B1超解像装置 FE-B1-PRO 計測技術研究所 1

技術解説

左:FE処理前 / 右:FE処理後

左:FE処理前の2次元FFT結果 / 右:FE処理後の2次元FFT結果

図1にボケ画像の例を示します。図2はFE超解像処理結果です。図1と図2を比較すると、図2の処理結果の解像度が増大し、細かなテクスチャーが創り出されていることが確認できます。

FE超解像処理が、理論的限界を超える高解像度化が可能であることを示すために、2次元FFTの結果を図3と図4に提示します。図3はFE処理前の画像の2次元FFT処理結果、図4はFE処理後の2次元FFT処理結果です。

図3および図4の縦軸および横軸は、画像の垂直周波数および水平周波数を意味します。水平軸および垂直軸の交点は原点であり、直流成分に相当します。原点では、水平周波数、垂直周波数ともにゼロで、原点から遠ざかるほど周波数成分が高いことを意味します。

図3内で白く表示された領域は周波数成分が存在することを意味します。一般的なエンハンサーで処理した場合、白い領域の一部が増幅され、白さが増しますが、解像度の伸張は行われず、白い領域の面積は処理前後で同一です。

図3の画像をFE超解像処理した結果を図4に示します。図3と比較すると白い領域は大きく伸張し、図3が有しない周波数成分を創り出していることが明白です。

図3の水平および垂直周波数軸の-π、+πは、図1のナイキスト周波数です。図4では、図3の水平および垂直周波数軸の-π、+πを超える領域が白くなっており、原画像が持たない周波数成分を創り出していることを証明しています。

図1は1080pの1フレームです。図2,3,4の結果からFEは従来の理論的限界を超える周波数成分を創り出し、一般的なエンハンサーと異なる鮮明な映像を実現している事がわかります。

ブロック図