ダイオードの素子モデル

素子定数としてシンボル(Symbol)、オン抵抗(Ron),オフ抵抗(Roff)、オン電圧(Von),最大蓄積電荷(Qmax)があります。
内部素子として、アノード・カソード間抵抗(R)、ダイオードの両端オープン素子(S)、オン電圧(V)があります。
SCOPEへの出力変数としては、Rの電流(I)とSの電圧(V)が選択できます。

逆方向回復特性を解析する場合にはQmaxに蓄積電荷量を設定します。下図のように、ダイオードが逆バイアスされた時点でQmaxが正の値の場合、逆方向電流の積分値がQmaxになるまでON状態が持続して順方向電流が流れます。
この逆回復特性の動作状況はステート画面にRECとして状態表示され、遷移時間・経過時間も示されます。