【2024年最新版】交流安定化電源とは?

ひとことで言うと、「様々な電圧や周波数の交流を安定して出力できるもの」です。

交流電源は何のために必要?

一般的な家庭のコンセントは交流電圧100V が出力されていますが、これは日本国内での話で、海外では様々な電圧が使われています。世界の主な国々の電源電圧は下記の表のようになっています。

電源電圧(単相)周波数
100/200V50/60Hz日本
110/220V60Hz韓国、台湾、メキシコ
115/230V60Hzアメリカ
120/347V60Hzカナダ
220V50/60Hzブラジル
220V50Hz中国、タイ、ベトナム、インドネシア、イタリア
230V50Hzフランス、ドイツ、シンガポール、インド
240V50Hzイギリス、マレーシア、オーストラリア

このように世界には様々な電源電圧が存在しており、海外向けの製品を輸出するときは輸出先の国の電源電圧で動作を試験することが必要です。このような場合に交流電源がお役に立ちます。輸出先の国の電圧や周波数をワンタッチで出力することができますので、 簡単に試験することができるわけです。

また、最近の日本ではコンセントの電圧(100V)が大きく変動することは無く、停電もめったに有りませんが世界の国々では電源事情が悪いところもあるため、交流電源により電圧変動や停電をシミュレーションした試験にも使われています。周波数については50/60Hz が主流となっていますが、船舶や航空機内では400Hz などの高い周波数の電源が使われており、そのような場合でも交流電源を周波数変換機として使用し高い周波数の電圧を出力して各種試験に活用することができます。

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