スイープモード 概要

スイープR(V-I特性試験)
V-I特性試験は,CRモードで負荷をステップ状に変化させながら,電流値,及び電圧値を測定します。供試機器の定電流特性,電流遮断特性,及び電池特性試験などに使用できます。スイープの途中から,抵抗値変化を微細にできます。供試機器の特性に合わせた試験ができます。
測定値をグラフにして表示します。拡大,縮小などの操作でグラフ表示を見やすくできます。
スイープ時間単位は、200 msと 1000 msが選択できます。
設定範囲は、定常負荷モードの電流・電圧レンジと同等です。

スイープC(過電流保護特性試験)
過電流保護特性試験は,CCモードで負荷をステップ状に変化させながら,電流値,及び電圧値を測定します。供試機器の過電流保護特性試験に使用できます。電流値の上限値,及び下限値を設定して,特性の評価判定ができます。
測定値をグラフにして表示します。拡大,縮小などの操作でグラフ表示を見やすくできます。
スイープ時間単位は、200 msと 1000 msが選択できます。
設定範囲は、定常負荷モードの電流・電圧レンジと同等です。
判定結果をPASSとFAILで表示します。

スイープP(過電力保護特性試験)
過電力保護特性試験は,CPモードで負荷をステップ状に変化させながら,電力値,及び電圧値を測定します。供試機器の過電力保護特性試験に使用できます。電力値の上限値,及び下限値を設定して,特性の評価判定ができます。
測定値をグラフにして表示します。拡大,縮小などの操作でグラフ表示を見やすくできます。
スイープ時間単位は、200 msと 1000 msが選択できます。
設定範囲は、定常負荷モードの電流・電圧レンジと同等です。
判定結果をPASSとFAILで表示します。

動作モード 種類

定常負荷(Normal)モードLNシリーズ共通
定電流(CC)モード負荷端子電圧が変化しても一定の電流を流します
定抵抗(CR)モード負荷端子電圧に比例した電流を流します
定電圧(CV)モード負荷端子電圧が一定となるように電流を流します
定電力(CP)モード負荷電力が一定になるように電流を流します
外部制御(EXT)モード外部制御入力端子の電圧に比例した電流を流します
短絡(SHORT)モード負荷端子間を短絡状態(最大電流)にします

変動負荷(Dynamic)モードLNシリーズ共通
制御方式スイッチング動作(最大16ステップ)
使用可能モードCC / CR / CV / CPモード
設定周期~20 ms / ~200 ms / ~2 s / ~20 s / ~60 s
周期分解能1 μs / 10 μs / 100 μs / 1 ms / 10 ms
動作選択単発,繰り返し

スイープ(Sweep)モードLNシリーズ共通
スイープR(V-I特性試験)CRモードで負荷を変化させながら,電流値及び電圧値を測定
スイープC(過電流特性試験)CCモードで負荷を変化させながら,電流値及び電圧値を測定
スイープP(過電力特性試験)CPモードで負荷を変化させながら,電力値及び電圧値を測定