三相交流電源の結線(3線式・4線式)ノウハウ(動画あり) – 計測技術研究所

このアプリでは、三相交流電源6300Pシリーズと負荷の接続例についてご紹介します。6300Pシリーズの出力電圧設定は、基本的に「相電圧」であり、供試物の入力電圧が「線間電圧」で規定されている場合は注意が必要です。また、一部の国の電源電圧試験を行う場合、標準の出力電圧300Vでは不足する場合があります。このような場合の試験方法についてもご紹介します。
三相交流電源6300Pシリーズと負荷(供試物)の接続例

相電圧と線間電圧の関係
三相交流の相電圧と線間電圧は、線間電圧 = 相電圧×√3 の関係がありますので、例えば相電圧で200Vを設定すると線間電圧としては、200V×1.73 = 346V となります。

■600Vオプションが必要な例
メキシコなどは三相4線式の場合、相電圧が277Vとなっており、例えば±10%の電圧変動試験を実施するためには少なくとも 277V×1.1=304.7V となるため、標準の300Vを超えてしまいます。このような場合、600V出力オプションを追加することにより試験可能となります。
なお、単相交流電源の一部の機種では標準定格で0 ~ 310V出力可能となっております。(対応機種:6900Sシリーズ8500シリーズ
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関連製品情報

プログラマブル交流電源

6300Pシリーズ

最小10kVAから最大120kVAの大容量までカバー。PWM(スイッチング)方式により小型・軽量となった交流電源です。
製品ページ

製品名型名主な仕様
プログラマブル三相交流電源6310P10kVA,0~300V,45~70Hz,PFC
6315P15kVA,0~300V,45~70Hz,PFC
6330P30kVA,0~300V,45~70Hz,PFC
6360P60kVA,0~300V,45~70Hz,PFC
6390P90kVA,0~300V,45~70Hz,PFC
63120P120kVA,0~300V,45~70Hz,PFC

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三相交流電源の接続と設定
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