スイッチング電源のリップルノイズ測定

スイッチング電源(AC/DCまたはDC/DCコンバータ)の出力側に現れるリップルノイズ測定は測定方法を誤ると全く異なる測定結果になることがあります。このため、JEITA(社団法人電子情報技術産業協会)のスイッチング電源委員会においてスイッチング電源の試験方法(規格No. RC-9131B, RC-9141)が策定されました。この規格書の中でリップルノイズ測定における各種測定条件が規定されています。弊社ではこの規格の策定に参画しており、弊社製品はこの規格に準拠した設計となっております。
※スイッチング電源試験規格は、AC/DCコンバータとDC/DCコンバータで別々に規定されており、それぞれRC-9131B,RC-9141となっていますが、リップルノイズ測定に限ればどちらの規格も同じ内容となっています。

JEITA RC-9131B, RC-9141 規格における推奨測定回路

弊社製品による推奨測定回路


 

製品情報
製品名 型名 主な仕様
リップルノイズメータ RM-104 直流電圧測定 ± 500Vmax, リップルノイズ測定 3,000mVp-p,
DP-100標準添付
差動プローブ DP-100A 最大入力電圧:± 200Vdc 周波数帯域:DC ~ 100MHz
CMRR:40dB(100MHz)
高周波終端抵抗器 TRC-50F2 特性インピーダンス:50 Ω 周波数帯域:1MHz ~ 100MHz