V2Xシステムのトレンド負荷の模擬は、大容量になるため、回生型交流電子負荷を使用するケースが多く見られます。この方法では、省スペース化が可能で、負荷電力を熱変換せずに回生電力として再生させることができます。ただし、発電電力が大きい場合、構内での回生だけでは消費できず、逆潮流が発生する可能性があり、回生電力の容量に見合った系統電圧源の準備が必要です。また、回生エネルギーが評価対象のV2Xシステムに流入してしまい、マネジメントシステムの評価が困難になる場合があります。
一方、ドロッパ(熱変換)方式の交流電子負荷は、別途換気装置が必要ですが、逆潮流の心配がなく、回生電力に合わせた系統電圧源の準備も不要で、安心して使用できます。
テストイメージ

特長
- 単相3台を3PHモードで同期運転させることで、三相5.6kW~67.5kWまで拡張可能
- 専用のアプリケーションソフトを準備。シーケンス生成及び専用機能アシストモードを搭載
- 波形観測に便利なアイソレーションされた電圧・電流モニタを標準搭載