スイッチング電源の0V付近の過電流保護垂下特性の取得方法

スイッチング電源の過電流保護試験では、電圧と電流をそれぞれ測定し、垂下特性をグラフ化して特性評価します。電流が過電流領域になると保護動作が働き、電圧が垂下していきますが、使用する電子負荷最小動作電圧や内部インピーダンス(抵抗成分)によって、0V付近までの垂下特性の取得ができないことがあります。そこで供試物であるスイッチング電源と直列に可変電源を挿入することで、電子負荷内部のインピーダンス(抵抗成分)をキャンセルさせ、0V付近までの垂下特性グラフの取得が可能となります。

テストイメージ

電子負荷を用いた過電流保試験のフの字特性の取得方法
Print Friendly, PDF & Email

特長

  • 過電流保護試験に最適なSweepモードを搭載。200msec間隔での設定・測定が可能
  • USB通信経由で1024ポイントの電圧・電流測定値をPCへダウンロード可能
  • TDKラムダ製の超小型可変直流電源Z+も販売可能。200W~800W、最大72Aまで

関連製品

ハイエンド多機能電子負荷装置「Load Stationシリーズ」


本アプリケーションに記載された情報は作成発行当時(発行年月日)のものとなりますので、現行としてシリーズ・機種・型式(オプション含む)が変更(後継含め)及び販売終了品による廃型になっているものが含まれておりますので、予めご了承下さい。
本情報はテストソリューションにおけるDUT(供試体)・JIG及び当社製品のアプリケーション構成フローのご参考としてご覧下さい。
現行及び詳細については弊社営業部までお問い合わせ下さい