スイッチング電源の直流出力にはリップルノイズ成分も含まれており、その測定は簡単ではありません。さらにコモンモードノイズも含まれている場合、測定には注意が必要です。
コモンモードノイズとは?
図のようにスイッチング電源の出力を様々な測定器で測定する場合、 スイッチング電源の出力にはFG(フレームグランド)を基準とした同相電圧が現れることがあります。この同相電圧は、ノイズ電流1及びノイズ電流2により発生する電圧であり、コモンモードノイズと呼ばれます。コモンモードノイズは 測定結果に悪影響を及ぼすことがありますので注意が必要です。

コモンモードノイズの除去
スイッチング電源の出力測定に差動プローブを使用することにより、コモンモードノイズを除去してスイッチング電源の出力端(出力+、出力-)の電位差を正確に測定することができます。
関連ページ
差動プローブ https://www.keisoku.co.jp/pw/product/measuring/probe/
リップルノイズメータ https://www.keisoku.co.jp/pw/product/ripple/
リップルノイズ測定のプローブとは リップルノイズ測定のプローブとは – 計測技術研究所 (keisoku.co.jp)


