LN-300A電子負荷を用いた最適な高速電流応答の実現方法

直流電流による急峻な高速応答(スルーレート:A/μs)のニーズは、DC/DCコンバータ以外に電子部品の評価へ使われており、年々その要求は厳しくなっております。電子負荷を用いた方法が使われておりますが、負荷配線や電子負荷内部のインダクタンスの影響で、急峻な電流変化(di/dt)での応答速度が遅くなり、要求される電流応答の波形再現が困難です。Load Stationシリーズは高速応答に特化した負荷回路を採用し、負荷配線やDUTに含まれるインダクタンスをいかに軽減させる治具基板を用いることで要求される電流応答の再現が可能です。今回はLN-300A(20A/μs)を使った応答特性について解説します。

テストイメージ

小電流(1A~10A)の高速電流応答(A/μs)の実現方法


 

特長

  • 最小1μsのパルス電流の再現が可能。サージ電流としてより細かい特性評価に対応
  • 設定電流は16パターンまで。階段上の設定やDCバイアス+パルス電流の再現も可能
  • 治具基板を使用することで、配線インダクタンスの低減とバイアス電圧の印加が可能

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